テートモダン

Before:Bankside Power Station(火力発電所) → After:Tate Modern

美術館のエントランスホールへと姿を変えた、かつて発電機の置かれていたタービンホール/柳沢伸也

ミレニアムブリッジからテートモダン美術館を臨む/柳沢伸也

テムズ川と直行するセントポール大聖堂への動線、および発電所を象徴する垂直に伸びる煙突の3つの軸線を強調したデザイン/柳沢伸也

閉鎖された火力発電所の建物を生かしつつ、近現代美術館へと転用。

設計コンペで勝利したヘルツォーク&ドムーロンが設計したテート・ギャラリーの近現代美術館。発電機のあった巨大なタービンホールをエントランス空間として、屋上にガラス張りのレストランを設置。

地上6階、地下1階。煙突は未利用だが、垂直軸を強調するために下屋を撤去。テムズ川には、フォスター設計によるミレニアム・ブリッジが架かる。
2016年には、南側に同じくH&Dによる設計でスイッチハウスという名称の新館がオープン。

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称Bankside Power Station(火力発電所)Tate Modern
建築用途生産施設 発電所 展示施設 美術館
建築概要/
Renovation 概要

ギルバート・スコットによる設計で、1947年に建てられた石油動力の発電所。全長155m、幅73mで高さ99mの煙突を持つ。鉄骨造。外装はレンガ。川沿いの並木道が整備できるよう、建物はテムズ川からセットバックして建設された。1981年10月31日に閉鎖。

1947年に建てられた火力発電所の建物を保存し近現代美術館へと転用した事例。

設計コンペで勝利したヘルツォーク&ドムーロンが設計したテート・ギャラリーの近現代美術館。発電機のあった巨大なタービンホールをエントランス空間として、屋上にガラス張りのレストランを設置。地上6階、地下1階。煙突は未利用だが、垂直軸を強調するために下屋を撤去。テムズ川には、フォスター設計によるミレニアム・ブリッジが架かる。
2016年には、南側に同じくH&Dによる設計でスイッチハウスという名称の新館がオープン。

概要その他

設計者
ヘルツォーク&ドムーロン
所在地
Bankside, London
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改修年
2000
資料
https://www.tate.org.uk/visit/tate-modern
助成金・法令
ヘリテージ・ロッタリーファンド
URL
https://www.tate.org.uk/visit/tate-modern

リノベーションの手法・キーワード 等

用途変更, 壁面保存, 増築, アート

 

 

 

記録作成者

氏名
柳沢伸也
所属
JIA再生部会