マーチエキュート神田万世橋 (万世橋高架橋開発)

Before:旧万世橋駅/鉄道博物館(後の交通博物館) → After:マーチエキュート神田万世橋 (万世橋高架橋開発)

外観 赤レンガ壁と神田川(万世橋より)/撮影 みかんぐみ 2011年

外観 赤レンガ壁と神田川(万世橋より) /撮影 みかんぐみ 2014年

旧万世橋のホームを整備してつくられたガラス張りの展望カフェデッキ/撮影 みかんぐみ 2014年 

高架下のアーチ空間 /撮影 みかんぐみ 2014年 

かつて存在した万世橋駅の遺構をリノベーションした商業施設。

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称旧万世橋駅/鉄道博物館(後の交通博物館)マーチエキュート神田万世橋 (万世橋高架橋開発)
Renovation of Manseibashi
建築用途展示施設, 交通流通施設 博物館 駅 商業施設 店舗, 飲食店
建築概要/
Renovation 概要

交通の全般にわたって収集・展示を行う日本の博物館。

JR神田駅・御茶ノ水駅間の万世橋高架橋部分は1912年に建設され、現在もなお中央線の高架軌道として利用されている。レンガ高架橋の内部は、南側の交通博物館跡地再開発に合わせて2013年に煉瓦のアーチは耐震補強され、商業施設として生まれ変わった。
継承された文化や駅としての記憶を残すために、恣意的なデザインを施すのではなく、コンクリートと煉瓦の新旧の素材のコントラストを活かし、歴史そのものを体感できるように考えた。神田川に沿った歴史遺産であるレンガアーチの形状がそのまま現れるよう、開口部は全体をガラスサッシで構成し、親水デッキと併せて新たな都市景観を生み出した。又、遺構階段からつながる屋上の旧万世橋駅時代のホームには、鉄道の往来が楽しめるガラスボックス状のカフェ・展望デッキを設けた。高架下のアーチ空間は内部がコンクリートで補強され、連続するその柔らかな曲線の空間は独特の店舗空間を創出している。

概要その他

設計者
東日本旅客鉄道東京支社 ジェイアール東日本建築設計事務所 みかんぐみ(加茂紀和子/曽我部昌史/竹内昌義/マニュエル・タルディッツ)
所在地
東京都千代田区神田須田町
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改修年
2013
建築規模
建築面積1,944.70㎡ 延床面積1,996.87㎡  地上2階
掲載書誌
新建築2013.10 等
賞・選定
2016年日本建築学会賞 建築業績 等
URL
https://mikan.co.jp/archives/5511

リノベーションの手法・キーワード 等

大規模改修,外観保存,煉瓦

用途変更, 痕跡, 補強, 遺構

 

 

 

記録作成者

氏名
みかんぐみ
所属