サン・シーロ・スタジアム

Before:サン・シーロ・スタジアム → After:サン・シーロ・スタジアム

3回の増築を経た現在の外観/柳沢伸也

2回目に増築された斜路(左)と1990年の3回目に増築された柱部分/柳沢伸也

サッカー観戦風景/柳沢伸也

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現在の姿は、1926年建設の35000人規模の競技場から、3回の増築を経て約80000人規模の屋根付き競技場に拡張されたもの。各時代の構造が壊されることなく積層する。築約100年の競技場は、UEFAのカテゴリーでも最高位の競技施設として活用されている。

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称サン・シーロ・スタジアムサン・シーロ・スタジアム
San Siro Stadium
建築用途スポーツ施設 サッカー場 スポーツ施設 サッカー場
建築概要/
Renovation 概要

1926年にAlberto Cuginiの設計で建設された。1955年にアクセス用の19本の斜路と2階席が周囲にらせん状に建設され、印象的な外観デザインが完成した。

世界で最も有名なサッカー競技場であるミラノのサン・シーロ・スタジアムは、3回の増築を経て現在の姿になった。もとは、Alberto Cuginiの設計で1926年に35000人収容のスポーツ競技施設として建設され、1935年に周囲を取り囲む観客席が建設されて最大55000席まで拡張された。1955年には、2階席と安全に避難が可能な斜路が周囲に建設されて、特徴的ならせん状のデザインが完成。1990年のイタリア開催のワールドカップのために屋根の設置が必要になり、再建か増築すべきかの議論の末、既存を生かしたままの拡張工事をすることとなる。Giancarlo Ragazziによる設計で、コーナーに巨大な4本柱を立てて、3層目の観客席とスパン205mに及ぶ巨大な鉄骨トラス梁による屋根が設置された。3回目の増築では2回目に設置されたらせん状のデザインが踏襲され、高さ68mの巨大な柱にも斜路が巻かれた。この斜路は観客は安全に早く会場から出られるための避難路としての役割も持つ。各時代の建物が壊されることなく、合体ロボのように重なり合ったその姿からは、時代を経て成長していくテクノロジーが見てとれる。

概要その他

設計者
Giancarlo Ragazzi
所在地
イタリア、ミラノ
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改修年
1990
建築規模
約80000席
掲載書誌
SD433号(2000年10月)
資料
https://www.sansirostadium.com/stadium/Storia
URL
https://www.sansirostadium.com/stadium/Storia

リノベーションの手法・キーワード 等

増築, 引用, 合体

 

備考

1926年に、ACミランの本拠地として建設されたサン・シーロ・スタジアムは、1947-1948シーズンからインテルの本拠地にもなり親善試合が始まる。75,817席のサン・シーロ・スタジアムは現在イタリアで最大。高い基準の快適性と安全性を特徴とする構造は、UEFA カテゴリー 4 (最高位)に分類される。

 

 

記録作成者

氏名
柳沢伸也
所属
JIA再生部会