佐原三菱館(三菱銀行佐原支店旧本館)

Before:川崎銀行佐原支店 → After:佐原三菱館(三菱銀行佐原支店旧本館)

北西側外観/坂倉建築研究所/2014年撮影

北西側外観/撮影:藤井浩司 2022年 提供:坂倉建築研究所

建物内観。カウンター、螺旋歓談、暖炉等を復原。/撮影:藤井浩司 2022年 提供:坂倉建築研究所

玄関外観/撮影:藤井浩司 2022年 提供:坂倉建築研究所

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建物外観・内観の意匠・材料を保存するため、PC補強による耐震補強を実施。失われていたカウンター、螺旋階段、暖炉等を復原。

 

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称川崎銀行佐原支店佐原三菱館(三菱銀行佐原支店旧本館)
Former Sawara Branch of Mitsubishi Bank
建築用途事務所 銀行 図書館資料館 資料館
建築概要/
Renovation 概要

1914年に川崎銀行佐原支店として建設された煉瓦造2階建ての銀行建築。1989年に市に寄贈後は資料館(町並み案内所)として使われてきた。

江戸時代から昭和初期に建てられた商家や土蔵が軒を連ねる佐原の町並み(国選定重要伝統的建造物群保存地区)の中に建つ煉瓦造の銀行建築。耐震補強として、煉瓦壁の上端から下端まで縦に削孔してPC鋼棒を挿入・緊張する「PC補強」を採用し、面外方向の補強のため、内観に影響のない回廊上部と天井裏の2箇所に鉄骨水平トラスを設置した。内部意匠については、失われていた暖炉や螺旋階段、腰壁、営業カウンター、回廊手摺、玄関扉、床仕上などを、痕跡や古写真、当初設計図面などに基づいて、当初の形に復原した。外部廻りでは、銅板葺に変更されていた屋根を元のスレート葺に戻し、ドーム屋根頂部の意匠も復原した。各窓の外側に残っていた当初のシャッター(大野式防火捲上戸)は、オーバーホールし、稼働できる状態とした。当初の名称である「川崎銀行佐原支店」の館名サインも復原した。

概要その他

設計者
坂倉建築研究所
所在地
千葉県香取市佐原イ1903番地1
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改修年
2022
建築規模
2階建て、延床面積76㎡
掲載書誌
近代建築2021年10月号
URL
https://www.city.katori.lg.jp/shisetsu/bunka_kanko/hakubutu_bunnkazai/index.html#cmsinfo08

リノベーションの手法・キーワード 等

用途変更, 壁面保存, 補強, 復元・復原

 

 

 

記録作成者

氏名
宍道弘志
所属
坂倉建築研究所