神南一丁目オフィスビル再生計画

Before: カンパリビル → After: 神南一丁目オフィスビル再生計画

ルーバーの設置など幾度も改修が繰り返されていた外観/提供:再生建築研究所

減築の過程であらわとなった再生ならではの外観/撮影: Kenta Hasegawa

斫りによるゆらぎを映し出すようなデザイン/撮影:楠瀬友将

斫り部分の詳細/撮影:Kenta Hasegawa

事務所への用途変更に伴い、外壁の斫りによって開口を新設。その施工誤差から生まれるゆらぎを使って建物を再生。

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称 カンパリビル 神南一丁目オフィスビル再生計画
Jinnan1-chome Office Building SAISEI Project
建築用途事務所 オフィス 事務所 オフィス
建築概要/
Renovation 概要

飲食店が入居する旧耐震ビル。躯体へ張り付けられた湿式石貼りの剥落、確認申請履歴のない違反増築や度重なる改修の痕跡等が見受けられた。

築40年の飲食ビルの再生計画である。既存建物は飲食店舗として新築された開口のほとんどない建物で、以後、外観へのルーバーの設置など幾度も改修が繰り返されていた。建物を取得したクライアントからは、地階の飲食店舗を残したまま、居ながらによる耐震改修だけでなく、事務所ビルへの用途変更を行い、遵法性・建物性能を担保した上で活用できるようにすることが求められた。
事務所用途に変更する上で、外壁への開口の新設が必要であったが、コンクリートを斫った外壁をそのまま意匠とすることで、施工誤差から生まれるゆらぎをそのまま映し出すようなデザインを実現している。
荒く残った躯体には、クラックの入らない下地材として使用する強固な素材を、あえて仕上げとして使用することで、外壁材が剥落することもなく、コンクリート躯体や残ったモルタルの表情を拾った外観となる。既存躯体の履歴を外壁に発露させた再生建築ならではの空間としている。

概要その他

設計者
株式会社 再生建築研究所
所在地
東京都渋谷区神南1
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改修年
2020
建築規模
地上4階 地下1階 RC造
掲載書誌
商店建築2020年11月号、コンフォルト2022年12月号、作品選集2023
賞・選定
日本空間デザイン賞2022 入選
URL
https://saiseikenchiku.co.jp/works/jin-nan-officebuilding/

リノベーションの手法・キーワード 等

用途変更, 減築, 補強

 

 

 

記録作成者

氏名
長田 壮介
所属
再生建築研究所