国立国会図書館 国際子ども図書館

Before:帝国図書館 →国立図書館・国立国会図書館支部上野図書館 → After:国立国会図書館 国際子ども図書館

現在のガラスボックスと角度は異なるがほぼ同じ位置に設けられていた木製の車寄せ /出典:「支部上野図書館の歴史」 提供:国際子ども図書館

外観:入口にはガラスボックスが挿入されている。/撮影:桐原武志 2010年

中庭側壁面外側に新に設けられた通路/撮影:桐原武志 2003年

既存階段の手摺高さを現在の法規に合わせるためガラスの手摺が取付けられている /撮影:桐原武志 2003年

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重厚な建物に現代の機能を軽快なガラスで挿入させ新旧を対比させたリノベーション

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称帝国図書館 →国立図書館・国立国会図書館支部上野図書館国立国会図書館 国際子ども図書館
International Library of Children's Iiterature
建築用途図書館資料館 図書館 図書館資料館 図書館
建築概要/
Renovation 概要

明治期に帝国図書館として設計されたが、財政難により計画の3分の1が建設された。戦後は国立国会図書館支部上野図書館として利用された。

<国際子ども図書館Websiteより> 国際子ども図書館レンガ棟の改修の施設設計には、建築家・安藤忠雄氏の参画を得て、旧建物の内外装の意匠と構造をできるだけ生かしつつ、2つのガラスボックスが既存の建物を貫くイメージで増築が行われました。「世界を知るへや」(旧帝国図書館・貴賓室)、「児童書ギャラリー」(同特別閲覧室)、「本のミュージアム」(同普通閲覧室)、「大階段」は大規模な改修は施さず、補修のみを行っています。また、安全性、耐久性に十分考慮して、大規模地震に備えて免震工法を採用しました。こうしてレンガ棟は明治・昭和・平成の三つの時代に造られた建物が一体となり、貴重な建築遺産を保存利用しながら、新しい機能と空間をあわせもつ図書館として再生しました。レンガ棟は現在、東京都の「歴史的建造物」に選定されています。

概要その他

設計者
安藤忠雄建築研究所・日建設計
所在地
東京都台東区上野公園12-49
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改修年
2002
建築規模
規模:地下1階 地上3階 延床面積:6,672㎡
掲載書誌
新建築:2002年7月号
資料
「支部上野図書館の歴史」(国立国会図書館国際子ども図書館)
資料・その他(PDF)
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賞・選定
賞:BELCA賞ベストリフォーム部門
URL
https://www.kodomo.go.jp/about/building/institution.html

リノベーションの手法・キーワード 等

増築, 挿入, 対比

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志
所属
Free / JIA再生部会