茨城県立図書館
Before:茨城県議会議事堂 → After:茨城県立図書館
リノベーション概要
Before | After | |
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建築名称 | 茨城県議会議事堂 | 茨城県立図書館 IBARAKI PREFECTURAL LIBRARY |
建築用途 | 事務所 庁舎 | 図書館資料館 図書館 |
建築概要/ Renovation 概要 | 1999年に茨城県本庁舎の新築移転にともない県議会議事堂としての役割を終えた。 | 議事堂としての「空間記憶」を、機能を満たしながら新図書館に継承していく事がメインテーマのリノベーション。 |
概要その他
- 設計者
- 茨城県土木部営繕課・日建設計
- 所在地
- 茨城県水戸市三の丸1 -5-38
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- 改修年
- 2000年:図書館にリノベーション 2021年:ロビーが星乃珈琲店に
- 建築規模
- 地上4階、地下1階 延床面積:8,700.69㎡
- 掲載書誌
- 新建築2002年2月号
- 賞・選定
- BELCA賞ベストリフォーム部門
リノベーションの手法・キーワード 等
用途変更, 痕跡, 壁面保存
備考
<新建築2002年3月号 元議事堂の設計者として 林昌二 より抜粋>近代建築は、機能に忠実につくられているため、用途に変化が起きると寿命が尽きる。したがって短命を免れないとの説が、もっともらしく流されてきました。そのため、近代建築の短命を肯定する風潮が一般化し、私もそれを半ば肯定して来ました。・・・しかし、この「議事堂→図書館」の例をみると、簡単に短命説を信じるわけにはいかなくなっています。プラント施設の類は別として、ヒトが使う施設でさえあれば、用途の変化に応じて再生させることは、実はかなり可能で、銀行がホテルになる、あるいは博物館になるといった例が日本でも生まれ始めています。壊して新築するか、再生するかの分かれ目は、機能の違いというよりは、その建築を使う人々の心の問題であるように思えてきます。・・・ <林昌二 1928年-2011年>
記録作成者
- 氏名
- 桐原 武志
- 所属
- Free/JIA再生部会