ICI STUDIO 甚吉邸・W-ANNEX

Before:渡辺甚吉邸 → After:ICI STUDIO 甚吉邸・W-ANNEX

移築前の渡邉甚吉邸/撮影:傍島利浩 2018年、提供:前田建設工業株式会社

甚吉邸(左)、W-ANNEX(右)/撮影:中村絵 提供:ツバメアーキテクツ

W-ANNEXの内観。通常はスクリーンカーテンが吊られている/撮影:中村絵 提供:ツバメアーキテクツ

甚吉邸内観。応接室/撮影:傍島利浩 2022年 提供:前田建設工業株式会社

解体の危機にあった渡邉甚吉邸を前田建設のICI総合センター移築。保存するだけでなく、活用を図るため隣接地に W-ANNEXを増築

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称渡辺甚吉邸 ICI STUDIO 甚吉邸・W-ANNEX
ICI STUDIO JINKICHI HOUSE・W-ANNEX
建築用途住居施設 住宅 集会施設, 展示施設
建築概要/
Renovation 概要

実業家 渡邉甚吉の私邸。設計は山本拙郎と遠藤健三、細部装飾は今和次郎による、ロココ様式、チューダー様式など多様な様式を取り入れた昭和初期の日本住宅建築の傑作。

<ツバメアーキテクツwebsiteより抜粋>・・・幸いにも移築されることになった甚吉邸、これを博物館のように保存するだけではなく、今日を生きる建築物として活用のあり方を示す必要があった。そのために、別館を隣接させ活用を促進する。ツバメアーキテクツ はこの別館の設計に参加することになった。
設計を進めるにあたっては、2棟を連動する活用方法や運営組織のあり方など、前田建設工業のメンバーとワークショップを行い、議論することから始めた。その中で見えてきた建築の姿は、甚吉邸をサポートする施設というよりはむしろ、甚吉邸と補完しあって体を成す、肩を並べて建つ相棒のような建築であった。甚吉邸にないものを兼ね備え、だけれどもどことなく馴染む、対比と調和をはらんだ建築である。小さな室の集合でつくられ、装飾豊かで華やかな甚吉邸に対して、大きながらんどうで、透明性高く無垢なしつらえとし、タフに使える空間を補って活用を促進する。甚吉邸の背後、雑木林の中に極力木を残すようにして配置し、木々の中に馴染ませつつも存在感のあるヴォリュームで木造トラスを浮かばせる構成とした。木造トラスからは、バトンやスクリーン、カーテンが吊られ、そこでの活動をサポートする。ランドスケープと連続性を生むカーブを描いた鉄筋コンクリートのコアと、鉄骨のポスト柱がこれを支え、内外が連続した開放的な空間を実現している。方位に応じて、日射遮蔽や風景の取り込みなどに配慮した結果、透明度の異なる外皮が木の架構を浮かび上がらせるファサードが生まれた。・・・

概要その他

設計者
前田建設工業、ツバメアーキテクツ
所在地
茨城県取手市寺田5270
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改修年
2022年
建築規模
W-ANNEX :木造+鉄骨造+鉄筋コンクリート造、2階建。 甚吉邸:木造+鉄筋コンクリート造+鉄骨造
掲載書誌
新建築:2022年5月号
URL
https://tbma.jp/works/icistudio/

リノベーションの手法・キーワード 等

増築, 移築・曳家

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原 武志
所属
Free JIA再生部会