harport suginami sud

Before:大博マンション → After:harpot suginami sud

改修前のエントランス/提供:渡邉明弘建築設計事務所

改修後のエントランス。金属庇は法的に屋外扱いになるよう柱は建てていない/撮影:桐原武志 2024年

外観/撮影:桐原武志 2024年

左がダイニングキッチン、右が通路を兼ねたパウダールム。ロールスクリーンで視線を遮れる。/撮影:桐原武志 2024年

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住戸は和室を洋室に変えると共に、通路を兼ねたパウダールームを設けるなど若い人に魅力邸なアパートに

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称大博マンションharpot suginami sud
建築用途住居施設 集合住宅 住居施設 集合住宅
建築概要/
Renovation 概要

築48年のRC造5階建て、住戸は二間(四畳半と六畳)の賃貸アパート

<渡邉明弘建築設計事務所より提供> 築48年のRC造共同住宅の再生。REDO JIMBOCHOで行った引き算の耐震化を更に徹底し、補強材を付加せず躯体の一部と高架水槽を撤去した軽量化のみでIS値0.6を確保した。外壁の解体部分は軽量な乾式で閉塞し、素材や構法が異なる新旧の骨組みと外皮で再構成した。エントランスは円弧状にしてバルコニーの形状を踏襲しつつ通路を確保し、庇と腰壁の縁を切って廊下と連続した空間性や旧耐震での一体増築を可能にしている。検査済証がない建物での確認申請に不可欠な違反部分を是正する過程で、共用広場のような窓先空地を生み出すなど、屋外空間を再編成してオーナーによる漸次的な開発や自主管理により醸成された環境やコミュニティをより豊かにすることを目指した。
検査済証の再取得、及び構造体の耐震化・長寿命化により35年の長期融資を実現している。住戸は2DKの和室プランをPSの移設含めて再編した。間口の広さを活かして収納と水回りを収めたパウダールームが寝室・DK・UBを繋ぐ回遊動線をもたらしたり、周辺より1層多い階数など、既存のポテンシャルを活かした再生ならではのプランとしている。延命的な修繕にも全てをリセットする再開発にもない、新たな価値を持った再生である。

概要その他

設計者
渡邉明弘建築設計事務所
所在地
東京都杉並区和泉3-58-23
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改修年
2024年
建築規模
RC造、地上5階 延床面積2,558.88㎡
資料・その他
住戸のBefore,After平面図
資料・その他(PDF)
[ PDF版資料ダウンロード ]
URL
https://www.aki-watanabe.com/about

リノベーションの手法・キーワード 等

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原 武志
所属
Free/JIA再生部会