ゲストハウス RICO

Before:ユタカビル → After:ゲストハウス RICO

リノベーション前の外観/Googleストリートビューより 2013年

上階は改修前とほとんど変化はないが、1階はバーやダイニングなどが街に開かれ開放的になっている。/桐原武志 2026年撮影

1Fのバー&ダイニングスペース。コワーキング・シェアスペースとしても使用できる。/桐原武志 2026年撮影

天井と壁の仕上げ材を撤去し、コンクリートを面をあらわしにしたゲストルーム内観。 /撮影:丸山由起 提供:ゲストハウス RICO

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[No242] 和歌山市で開催されたリノベーションスクールで提案された事業。空きビルをリノベーションによりゲストハウスに再生し、地域の活性化を目指している。 

リノベーション概要

Before

建築名称ユタカビル
建築用途住居施設, 事務所 住宅 オフィス
建築概要

和歌山市内のタクシー会社が所有するアパートとして竣工。1階には各スパンごとに店舗が入居していたが空きビル状態となっていた。

After

建築名称ゲストハウス RICO
Guesthouse RICO
建築用途 住居施設, 宿泊施設, 事務所 住宅 その他 オフィス
リノベーション概要

リノベーションスクール・・・和歌山市で開催されたリノベーションスクールで提案された事業が実事業化されたリノベーション事例。地方都市に数多く見られる空きビルをリノベーションにより再生し、地域を活性化させる取り組みの実践事例として下記の手法が実践されている。
・段階的なリノベーション・・・RICOでは全館を一度にリノベーションするのではなく。一ステップとしては5階と4階のゲストルーム(客室)の完成を先行させ、当時和歌山市内では事例が無かったゲストハウス形式の需要状況を見極めた上で1階の飲食スペースのリノベーションを行っている。
・セルフビルド/下地を活かす・・・すべてを施工会社に依頼するのではなく「みんなでRICOのかべを塗る」などのDIYワークショップを開催しリノベーションを行っている。壁面は仕上げ材を撤去し下地のコンクリート面を仕上げとし、空間を分節する壁はラワンベニヤ仕上げのオイル塗装と素人でも行える工事で進めている。
・複数の用途の混在・・・これからの時代に求められる多様な人々の触れ合いを実践するため、宿泊だけでなく、シェアオフィス、宿泊客の出逢いの場としてのラウンジ、コワーキングスペース、ゲストルームの写真撮影のレンタル・・を実施している。多様化することでコロナ過にみられた単一用途によるリスクを回避する役割と、常に時代のニーズに柔軟にリノベーションで対応している。
・廃材を活かす・・建物の歴史を継承することもリノベーション建築の魅力を生んでいる。RICOの1階受付ラウンジは現場解体時にでた欄間や敷居、畳の下地板を使い、古材や古家具と組み合わせて空間を構成している。

設計者 ワカヤマヤモリ舎(宮原崇)+THE OFFICE(柏原誉)
所在地 和歌山県和歌山市新通5-6
Google Map >>
改修年 2015年
建築規模 構造・規模/鉄筋コンクリート造、地上5階建て、延床面積/243.94㎡
関連組織 等 ・リノベーションわかやま
URL http://theoffice343.com/works/guesthouse-rico/

リノベーションの手法・キーワード 等

用途変更, 痕跡

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志
所属
Free/JIA再生部会