馬場川通り

Before:馬場川通り → After:馬場川通り

水路に蓋をする多くの占用橋と、不揃いな柵が人と水を遠ざけていた。/撮影:ランドスケープ・プラス 2022年11月撮影

橋の架け替えと減幅で水面を最大化し、3種のデッキで誰もが水辺に近づける。/撮影:ランドスケープ・プラス 2024年5月撮影

車椅子でも利用可能なフラットデッキ。木陰と涼風がクールスポットをつくる。/撮影:ランドスケープ・プラス 2024年5月撮影

馬場川通りの俯瞰景。ウォーカブルな歩行空間と連続したグリーンインフラが環境価値を最大化している。/撮影:ランドスケープ・プラス 2024年5月撮影

関連タグ:

[No258] 市民を巻き込んだ管理運営体制の構築し、転落防止を施した親水性を高めたデッキ、歩車道フラット化による安全性と快適性を両立。

リノベーション概要

Before

建築名称馬場川通り
建築用途その他
建築概要

通りは車道、遊歩道公園、河川が明確な管理区分をもって存在し、歩車道間の 20cm 段差や護岸上の柵によってそれらが分断。

After

建築名称馬場川通り
BABAKKAWA street
建築用途 その他 土木
リノベーション概要

 かつての城下町を潤した歴史ある準用河川の馬場川は、護岸上の柵と馬場川通りの歩車道段差によって長らく市民から切り離されていた。本改修は、前橋市の都市再生プラン「前橋市アーバンデザイン」のモデル事業として位置づけられ、地元企業家有志「太陽の会」による民間寄付金を核に、国内初となるまちづくり分野のソーシャル・インパクト・ボンドおよび共助推進型まちづくりファンド支援事業を組み合わせた資金調達により実現した。
  空間改修においては、馬場川と遊歩道を分断していた柵を撤去し、河積阻害を生じないように支柱のない張出スラブを設置した。その上に、コーヒーテーブル一体型ベンチ、水に触れれる階段状のデッキ、車いす利用者にも対応したフラットデッキの3種の水辺空間を創出し、歩道との境界には注意喚起を兼ねたベンチを配置することで安全性と快適性を両立した。また、沿道敷地の一部も改修対象に含めることで歩車道間の段差をフルフラット化し、車道・歩道ともに前橋にゆかりのあるレンガ舗装へと刷新した。
 維持管理においては、30年にわたり通りの花壇整備を担ってきた地元農業高校や市民を巻き込んだワークショップを重ね、管理運営組織「馬場川通りを良くする会」を組成した。都市利便増進協定の締結により、日常管理と運営を担う持続可能な体制を構築した。

設計者 株式会社ランドスケープ・プラス 株式会社オリエンタルコンサルタンツ
所在地 群馬県前橋市千代田町 2 丁目、4 丁目、本町 2 丁目
Google Map >>
改修年 2024年
建築規模 整備面積:2,248 ㎡、遊歩道公園面積:1,418 ㎡、道路延長: 200m
掲載書誌 日経アーキテクチュア 2024年5月9日号、新建築 2024年7月号、ランドスケープデザイン No.152
賞・選定 ・日本空間デザイン賞「KUKAN OF THE YEAR 2024」 ・第45回緑の都市賞「内閣総理大臣賞」 他多数
主な関連法規、条例、助成金 等 道路構造令/日本道路協会 前橋市アーバンデザインファンド事業
関連組織 等 前橋市 都市再生推進法人(一社)前橋デザインコミッション
資料・その他
URL https://www.maebashidc.jp/babakawalp/

リノベーションの手法・キーワード 等

土木,管理境界をなくす

 

 

 

記録作成者

氏名
大波修二
所属
オリエンタルコンサルタンツ