西陣産業創造會館

Before:京都中央電話局西陣分局舎 → After:西陣産業創造會館

西陣電話局時代の電話交換室 『西陣電話局 60年のあゆみ』より/提供:NTTファシリティーズ

裸婦のトルソーと踊り子を浮き彫りにした48枚のモルタルパネルを配した正面外観/桐原武志 2026年撮影

2階の元電話交換室。配線用の二重床を撤去し段差を付けたコワーキングスペースに/桐原武志 2026年撮影

交換手の食堂・休憩等で使用されていた3階は木造の小屋組みを露出した事務室に/提供:NTTファシリティーズ

関連タグ: , ,

[No263] 電話をつなぐ電話局としての機能が失われた既存の空間に新たな価値を見出し、建築の文化遺産としての価値を継承し、人と人とをつなぐ場を創出 

リノベーション概要

Before

建築名称京都中央電話局西陣分局舎
建築用途その他
建築概要

逓信省技師 岩元禄によって設計された重要文化財の電話局

After

建築名称西陣産業創造會館
Nishijin Business Incubation Center
建築用途 事務所 オフィス
リノベーション概要

《NTTファシリティーズ一級建築士事務所ウェブサイトより引用》・・1921年、逓信省技師 岩元禄によって設計された重要文化財の電話局をコワーキングスペースとして活用しました。3階は約100年前の木造小屋組みを露出させると共に天井面のブレースによる耐震改修を行い、外観と京都の山並みの眺望を保存しています。2階は以前、電話交換室であり配線用に高さ450mmの二重床が設置されていましたが、これを床スラブまで部分的に下げ、床レベルの差を活かして緩やかに仕切られる広場のような共働スペースとしました。各階ともにこれまで隠れていた建物の成り立ちの一部を表出させることで、電話局の歴史の重層性が感じられる空間となっています。電話をつなぐ電話局としての機能が失われた既存の空間に新たな価値を見出し、人と人とをつなぐ場を創出しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・アートパネル・・正面壁面と軒裏に取り付けられていた踊り子を浮き彫りにしたモルタルのパネルは一旦取り外し、記録として3Dスキャンをした後、洗浄と補修を行い、新たな取付金物にて元の位置に取り付けられている。

設計者 NTTファシリティーズ一級建築士事務所、2Fテナント内装 株式会社CUP
所在地 京都府京都市上京区甲斐守町97
Google Map >>
改修年 2016年
建築規模 延床面積:4,738.60㎡、構造規模:RC造一部木造、地上3階
掲載書誌 新建築2019年3月号
賞・選定 ・DOCOMOMO Japan選定、・2017年 第5回京都建築賞入選、・2018年 日本インテリアプランニングアワード2018入選
資料・その他 改修箇所説明図
資料・その他(PDF) [ PDF版資料ダウンロード ]
URL https://www.nishijin-bic.kyoto/

リノベーションの手法・キーワード 等

用途変更, 痕跡, アート

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志
所属
Free/JIA再生部会