
[No207]タルポニアとは「モグラの街」という愛称で、正式名称は西部住宅ユニット。イヴレアのオリヴェッティ建築群のひとつで、1971年に建てられた新卒社員や若年労働者のための半地下型の実験住宅である。半円形のプランが特徴で、現在は、民泊や宿泊施設として活用されている。
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[No207]タルポニアとは「モグラの街」という愛称で、正式名称は西部住宅ユニット。イヴレアのオリヴェッティ建築群のひとつで、1971年に建てられた新卒社員や若年労働者のための半地下型の実験住宅である。半円形のプランが特徴で、現在は、民泊や宿泊施設として活用されている。
[No206]15世紀に建てられたゴシック様式の市庁舎を、ルネサンス建築の巨匠アンドレア・パッラーディオの設計により、周囲に2層のロッジア(回廊)が増築された建物である。改修から400年以上経った現在、ヴィチェンツア市のシンボルとして、また、市民が日常的に利用できる「公共の場」として、展覧会や文化イベント会場に活用されている。
[No205] ジェノヴァ旧港地区に位置する「ガラータ海の博物館(Galata Museo del Mare)」は、17世紀に建てられた造船所・倉庫群を再生し、2004年に開館した海洋博物館である。かつてこの地は、ジェノヴァ共和国の海軍を支えたガレー船の建造や港湾倉庫として機能していたが、20世紀以降は衰退。都市再生プロジェクトの一環としてスペインの建築家ギジェルモ・バスケス・コンスエグラが改修設計を担当し、歴史的構造を保存しながらガラスファサードなどの現代的要素を挿入することで新たな文化施設として蘇らせた。
[No204] 1957年に建てられたこの教会は、SBG Archettiの設計監理により2012~2015年に改修。半透明の外壁パネルは3重ガラスと乳白フィルムにより高気密・高断熱仕様へと更新され、黒ずんだ梁も丁寧に洗浄され、元の印象を損なうことなく復原された。
→コラム「バランザーテの教会(1957,MILANO)」2024.08.07参照
[No203] 大きなオフィス空間のビルに建て替えられる市場傾向の中、東西に長い中廊下や20坪単位で仕切れる特性を活かし、スタートアップ企業が求めるオフィスへのリノベーション
[No202] 解体し建て替えると容積率970%が600%になるため、シェアアパートメントを主としてシェアオフィスフロアを加えたシェア型複合施設にリノベーション
[No201] 活用できない空間を如何に活用するかというリノベーション設計の課題に対し、KAIKA東京では活用出来ない地下倉庫を「アートストレージ」という仕組みで個性あるホテルへ再生。
[No200] 建築家ブルネレスキの初期作品である捨て子養育院を博物館へリノベーション。4年にわたる工事を経て2017年に完成した。主な改修は広場に面するファサードと中庭空間の修復であり、地下には新たな展示空間、3階部分にはカフェテリアが増築された。ミニマルデザインの階段とエレベーター及び金属製の玄関扉が設置され、建物は新たな姿へと生まれ変わった。
[No199] 建築家ジュゼッペ・テラーニの設計で、1936年に、国家ファシスト党の本部として建てられた。戦後は、地元の財務警察本部に使用されている。イタリア近代建築の傑作とされ、その歴史的・芸術的価値により、1986年に国の文化遺産として登録された。
[No198] 外部と共有部は竣工時のデザインを尊重し、各住戸の間取りは近年のニーズに応えたものに改修した。また耐震補強も行った。
[No197] 営業を行いながら毎年少しずつ改修を進め、竣工時の魅力を最大限に引き出しつつ、現代の使用に合わせた最適化を行っている。
[No196] 建築家ジュゼッペテラーニが設計した幼稚園を、元の状態に丁寧に戻した改修。廊下や教室間に可動壁を導入し、衛生的な食堂室を独立して配置するなど保育園の機能的な斬新さは、後の近代的な学校の原型とされた。天井から床までの全面ガラス、横長の連想窓、縦長スリット窓の3種類を組み合わせ、特徴的な外観を形成している。