2023年度日本建築学会大会(近畿)にて本アーカイブの紹介

2023.09.17 更新 カテゴリ:コラム

先週行われた建築学会大会(京都)にて、「建築リノベーションアーカーブ.com」を紹介しました。
参加した歴史意匠データベース小委員会のパネルディスカッションは、建築家・増田友也設計による小林邸が会場でした。
近代建築と和風建築の融合を目指した増田友也の住宅は、リビングの飾り棚の背景は金箔張りで、とても写り映えが良く見えました。
会場には、京都に移転したばかりの文化庁の方々や、各大学の建築史専門の方々などが多数出席。
ポスターも配布すると手応えのある反応があり、じわりと広まっていくことを期待します。

このパネルディスカッションでは他に、京都工芸繊維大学美術工芸資料館における建築資料の収集と活用や、
ベルギーのフランデレン建築家協会の建築アーカイブスなど、興味深い事例が多く発表されました。
中でも、東京大学による東アジア近現代建築データベースの報告では、ヘリテイジ・バタフライという評価軸が紹介され、
専門家と一般市民の価値観のズレを評価し改善するのに役立つグラフ式評価方法は、今後我々のサイトでも取り入れていきたいと思います。