バスティーユ高架橋

Before:Bastille Viaduct → After:バスティーユ高架橋

高架下は文化的な情報発信する店舗が連なる/柳沢伸也

エレベーターが各所に設置されバリアフリーも徹底/柳沢伸也

軌道跡に木製デッキが敷かれ緑豊かな歩行者空間が形成/柳沢伸也

パリ中心部のバスティーユからヴァンセンヌの森まで約4.7キロにわたり、使われなくなった高架鉄道跡を緑豊かな歩行者通路にリノベーション。軌道跡には木製デッキが敷かれ、ベンチや植栽などが設置され、24時間通行可能な市民の憩いの広場が形成されている。高架下は、統一された木製サッシが設置され、多くの店舗は高い天井を利用して2層に区切り活用している。センスの良いカフェや家具ショップ、デザイン雑貨などが軒を並べ、現在では人通りの絶えることのないにぎわい空間に変貌した。

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称Bastille Viaductバスティーユ高架橋
建築用途交通流通施設 商業施設, その他 店舗 ランドスケープ(公園、広場)
建築概要/
Renovation 概要

パリ・バスティーユとヴァンセンヌ間を結ぶ鉄道の高架軌道であった。1969年の廃線以降、しばらく使われないまま放置されていた。

鉄道構造物は保存しつつ、軌道跡に木製デッキが敷かれベンチや植栽などを設置。高架下の大空間には統一された木製サッシがはめ込まれ、煉瓦のアーチ天井がそのまま露出した店舗空間が連なり、鉄道高架の記憶がとどめられている。

概要その他

設計者
Patric Berger, Janine Galiano
所在地
Paris, France
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改修年
1994, 1996
掲載書誌
『コンパクト建築設計資料集成 都市再生』丸善出版
組織・人
Societe d'Economie Mixted'Amenagement de L'Est de Paris(パリ市)
URL
https://www.theguardian.com/travel/2017/jun/07/paris-promenade-plantee-free-elevated-park-walkway-bastille-bois-de-vincennes

リノベーションの手法・キーワード 等

煉瓦

用途変更, 痕跡, 増築

 

 

 

記録作成者

氏名
柳沢伸也
所属
JIA再生部会