バスティーユ高架橋
Before:Bastille Viaduct → After:バスティーユ高架橋

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高架下は文化的な情報発信する店舗が連なる/柳沢伸也

エレベーターが各所に設置されバリアフリーも徹底/柳沢伸也

軌道跡に木製デッキが敷かれ緑豊かな歩行者空間が形成/柳沢伸也
[No015] パリ中心部のバスティーユからヴァンセンヌの森まで約4.7キロにわたり、使われなくなった高架鉄道跡を緑豊かな歩行者通路にリノベーション。軌道跡には木製デッキが敷かれ、ベンチや植栽などが設置され、24時間通行可能な市民の憩いの広場が形成されている。高架下は、統一された木製サッシが設置され、多くの店舗は高い天井を利用して2層に区切り活用している。センスの良いカフェや家具ショップ、デザイン雑貨などが軒を並べ、現在では人通りの絶えることのないにぎわい空間に変貌した。
リノベーション概要
Before
建築名称 | Bastille Viaduct |
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建築用途 | 交通流通施設 |
建築概要 | パリ・バスティーユとヴァンセンヌ間を結ぶ鉄道の高架軌道であった。1969年の廃線以降、しばらく使われないまま放置されていた。 |
After
建築名称 | バスティーユ高架橋 |
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建築用途 | 商業施設, その他 店舗 ランドスケープ(公園、広場) |
リノベーション概要 | 鉄道構造物は保存しつつ、軌道跡に木製デッキが敷かれベンチや植栽などを設置。高架下の大空間には統一された木製サッシがはめ込まれ、煉瓦のアーチ天井がそのまま露出した店舗空間が連なり、鉄道高架の記憶がとどめられている。 |
設計者 | Patric Berger, Janine Galiano |
所在地 | Paris, France Google Map >> |
改修年 | 1994, 1996 |
掲載書誌 | 『コンパクト建築設計資料集成 都市再生』丸善出版 |
関連組織 等 | Societe d'Economie Mixted'Amenagement de L'Est de Paris(パリ市) |
URL | https://www.theguardian.com/travel/2017/jun/07/paris-promenade-plantee-free-elevated-park-walkway-bastille-bois-de-vincennes |
リノベーションの手法・キーワード 等
煉瓦
用途変更, 痕跡, 増築
記録作成者
- 氏名
- 柳沢伸也
- 所属
- JIA再生部会