建築リノベーションアーカイブ

金森赤レンガ倉庫

Before：金森赤煉瓦倉庫 → After：金森赤レンガ倉庫

リノベーション前の外観／提供:岡田新一設計事務所

外観／撮影:桐原武志 2022年

内観：小屋組が倉庫の痕跡を伝えている／撮影:桐原武志 2022年

入口や屋根の新たなデザインが現代の息吹を与えている／撮影:桐原武志 2022年

寂れていった函館西部地区の活性化のため赤レンガ倉庫群を活かし、観光拠点として生まれ変わらせた。

	Before	After
建築名称	金森赤煉瓦倉庫	金森赤レンガ倉庫 The Kanemori Red Brick Warehouse
建築用途	交通流通施設流通倉庫	商業施設店舗
建築概要/ Renovation 概要	1907年の函館大火の後に造られた耐火建築煉瓦倉庫群。戦後の海運業の衰退と共に利用されず残されていた。	<リノベーション名建築の旅より>金森倉庫は函館大火の後に建てられたもので、壁は堅牢な「イギリス積み」レンガで築かれている。さらに屋根から火が入り込まないように、屋根瓦の下にもレンガが敷き詰められていた。一方の三菱商事の倉庫では、函館の大火以前に築かれた「フランス積み」のレンガ壁の上に、後から「イギリス積み」のレンガ壁が継ぎ足されている。・・・1986年のリノベーションに際しては、レンガ壁やヒノキ軸組が醸し出す重厚な空間を活かしながら、現代のデザインが加えられた。新しく加えられたデザインは白でまとまられ、レンガの深い色合いと明快な対比をなしている。

煉瓦

用途変更, 壁面保存