市原湖畔美術館

Before:市原市水と彫刻の丘 → After:市原湖畔美術館

リノベーション前の外観/提供:市原湖畔美術館

広場側外観:新設のスチール折板のボックスが配されている/撮影:桐原武志 2023年

在来のホール(屋内)がエントランスに隣接する屋外の中庭に/撮影:桐原武志 2023年

挿入されたアートウオールと呼ばれる溶融亜鉛メッキのスチール折板/撮影:桐原武志 2023年

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既存建物のRC躯体を残し、そこにアートウオールと呼ばれる溶融亜鉛メッキの仕上げのスチール折板を挿入

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称市原市水と彫刻の丘市原湖畔美術館
ICHIHARA LAKESIDE MUSEUM
建築用途展示施設 美術館 展示施設 美術館
建築概要/
Renovation 概要

高滝湖(ダム湖)整備の一環として建設された美術館。来館者が低迷したため2010年に美術館再生のプロポーザルを実施

<カワグチテイ建築計画 Websiteより引用>リノベーション設計:もとの建物は湖と緑に囲まれた豊かな環境をうまく活かせておらず、設備の老朽化、バブル崩壊と共に放置されたデッドスペースが点在するなど、多くの問題を抱えていました。これを市原市が取り組むアートを基軸に据えた地域活性化構想の一環として、発信性をもち、かつ地域振興の拠点となる美術館として再生することが求められました。 私達は既存建物の全ての仕上材を剥がしてスケルトンとし、回遊性の高いユニークな骨格だけを取り出しました。そこに「アートウォール」と名付けた亜鉛めっき鉄板の壁を挿入することで、展示室やホール、ラウンジなど様々な場所を作り出しました。 もとの建物の隠れた魅力を発見し、古いものと新しいもの、周辺の豊かな環境、その中でのアート作品や活動を一体的に楽しめる場所として再生することを目指しました。
・建築学会作品選集の講評:公共建築のリノベーションとして今後の指標となる建築であろう。と賞賛

概要その他

設計者
カワグチテイ建築計画
所在地
千葉県市原市不入75-1
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改修年
2013
建築規模
RC造(既存部)+S造(増築部) 地上1階、地下1階 延床面積:1865.49㎡
掲載書誌
世界のリノベーション
URL
https://kawaguchi-tei.jp/project/project-ILM.html

リノベーションの手法・キーワード 等

壁面改変, 増築, 挿入

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志
所属
Free JIA再生部会