(仮称)神田錦町オフィスビル再生計画

Before: 岡田ビル → After:(仮称)神田錦町オフィスビル再生計画

左:リノベーション前の外観、 右:床の減築工事中/提供:再生建築研究所

外観/撮影:楠瀬友将、提供:再生建築研究所

減築により生まれたスラブの開口部/撮影:楠瀬友将、提供:再生建築研究所

通風・採光を獲得したオフィス/撮影:楠瀬友将、提供:再生建築研究所

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築53年の違反建築を減築によって適法化し、公共性も備えた5層吹き抜けの空間によってオフィスの価値を高める再生計画

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称 岡田ビル(仮称)神田錦町オフィスビル再生計画
SAISEI PROJECT OF AN OFFICE IN KANDANISHIKICHO
建築用途事務所 オフィス 事務所 オフィス
建築概要/
Renovation 概要

容積率の超過、道路斜線不適合などの違法部分と耐震強度や避難経路の既存不適格部分が混在した築53年のオフィスビル

神田錦町にある築53年の違反建築を,適法化とともに不動産価値を向上させるための耐震補強や環境改修を行う計画.
違法状態を「減築」により適法化するプロセスによって,建物と周辺の公開空地,両方の価値を高める新たな公共性を生み出すファサードをつくることを試みた.
床の解体による5層の吹抜けと,外壁ラインを後退させることにより床面積を減らしながら,既存のRCフレームはそのまま残すことで,後退させた新しいファサードに既存フレームがオーバーレイした「厚みを持った表層」が公開空地に建ち現れている.
厚みを持った表層は,都市に新たな人の流れを生む公共的な領域を生み出すだけでなく,採光・通風などが不十分な劣悪なオフィス環境を改善する環境装置や安全性を向上させるための避難経路として機能することによって,オフィスや既存公開空地の価値を高める計画となっている.

概要その他

設計者
再生建築研究所
所在地
東京都千代田区神田錦町2-9
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改修年
2022
建築規模
延床面積:602.57㎡ RC造 地上6階
掲載書誌
新建築2022年9月、コンフォルト2022年12月号
URL
https://saiseikenchiku.co.jp/works/kandanishikicho-officebuilding/

リノベーションの手法・キーワード 等

適法化

減築, 補強

 

 

 

記録作成者

氏名
再生建築研究所
所属