国立映画博物館

Before:Mole Antonelliana → After:国立映画博物館

ドーム頂上のパノラマテラスへ登る昇降機(エレベータ)/柳沢伸也(2005年)

「アントネッリの塔」と呼ばれるトリノ市のランドマーク/柳沢伸也(2005年)

大空間を生かした映画博物館の展示の様子/柳沢伸也(2005年)

ユダヤ教の寺院として計画された建物は、その後トリノ市に買収され1889年に国家統一の記念碑としてオープン。1961年にリフトが設置され、ドーム上部の展望テラスに上ることができるように改修。1999年には映画博物館へ転用された。

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称Mole Antonelliana国立映画博物館
The National Cinema Museum
建築用途宗教施設 礼拝堂 展示施設 博物館
建築概要/
Renovation 概要

1863 年に建築家アレッサンドロ アントネッリによって計画され着工され、完成したのは 1889 年。当初は学校を併設したユダヤ教の新しい寺院を建設する予定だった。

トリノの中心部に位置するランドマーク。当初は、ユダヤ教の寺院として構想されたが、その後トリノ市に買収され、国家統一の記念碑となった。1863 年に、建築家アレッサンドロ アントネッリによって計画され着工され、完成したのは 1889 年。高さは 167.5 メートルで、当時ヨーロッパで最も高いレンガ造りの建物だった。
パノラマ リフトは、イタリア統一 100 周年を祝う 1961 年に開設、1999 年に国立映画博物館に改修された。現在でも、訪問者は高さ 85 メートルのパノラマテラスに上がり、街並みと周囲のアルプスを眺めることができる。訪問者はドーム階段の空洞に沿ってパノラマテラスまで徒歩で登ることもできる。

概要その他

設計者
所在地
イタリア、トリノ
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改修年
1961, 1999
建築規模
高さ167.5m
資料
https://www.visitjewishitaly.it/listing/synagogues/#:~:text=Il%20tempio%2C%20di%20matrice%20eclettica,su%20progetto%20di%20Enrico%20Petiti.

リノベーションの手法・キーワード 等

用途変更, 壁面保存, 挿入

 

備考

建築家アレッサンドロ・アントネッリにちなんで、アントネッリの塔と呼ばれる。

 

 

記録作成者

氏名
柳沢伸也
所属
JIA再生部会