紀尾井町パークビル

Before:紀尾井町パークビル → After:紀尾井町パークビル

改修前の外観 プランテックWebsiteより/提供:プランテック

外付け耐震架構のアウトフレームが新たな外観をつくり出している/撮影:桐原武志 2024年

アウトフレームの見上げ/撮影:桐原武志 2024年

アウトフレームのコーナー詳細/撮影:桐原武志 2024年

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テナントへの負荷が少なくビルの資産価値を高める耐震補強として、外付け耐震架構(アウトフレームグリッド工法)を採用

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称紀尾井町パークビル紀尾井町パークビル
建築用途事務所 オフィス 事務所 オフィス
建築概要/
Renovation 概要

1977年竣工(旧耐震基準)の10階建てSRC・RC造のオフィスビル

<プランテック website参照> ビルの資産価値を高める耐震補強として、建物の外壁をデザイン性のある外付け耐震架構で包むアウトフレーグリッド工法が採用されている。同工法には下記のメリットがある。
①室内に耐震補強がなく、テナントへの影響が少ない。
②主要構造部の過半数を超えない改修にとどめ、既存遡及を回避できる。
③既存設備機器・消防隊進入口には影響しない耐震計画を可能とする。
④特殊な鋼材は使用せず、汎用構造材で構成できる。
⑤耐震架構により新しい外観が「変化のメッセージ」となり、ビルの価値が向上する。
⑥ブレース補強のようなビルの古さを強調する補強ではない。
⑦窓からの眺望を阻害しない耐震架構を実現する。
⑧アウトフレームが庇の役割をして設備負荷の低減になる。

概要その他

設計者
プランテック
所在地
東京都千代田区紀尾井町
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改修年
2014年
建築規模
地上10階・地下1階、SRC造・RC造・S造(耐震要素)、延床面積:20,470,03㎡
URL
https://plantec.co.jp/solution/kioichoparkbuilding/

リノベーションの手法・キーワード 等

壁面改変, 補強

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志
所属
Free JIA再生部会