ピレッリ超高層ビル
Before:ピレッリ超高層ビル → After:ピレッリ超高層ビル
リノベーション概要
Before
建築名称 | ピレッリ超高層ビル |
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建築用途 | 事務所 オフィス, 庁舎 |
建築概要 | 1960年に、建築家ジオ・ポンティと構造家P.L.ネルヴィの設計でピレリ社本社ビルとして建設された。1978年にロンバルディア州が購入し、以降は州庁舎として機能している。 |
After
建築名称 | ピレッリ超高層ビル Grattacielo Pirelli(Pirelli skyscraper) |
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建築用途 | 事務所 オフィス, 庁舎 |
リノベーション概要 | 1960年に、ゴムタイヤメーカーのピレリ本社ビルとして建てられたミラノ初の超高層ビル。設計は、建築家ジオ・ポンティと,構造家ピエール・ルイジ・ネルヴィによる。高さは127m、地上31階建て。それまでミラノでは、大聖堂の頂部に設置したマリア像よりも高い建物は建設しないということが不文律だったために、当時、建設には物議を醸した。結局、超高層ビルの頂上に、レプリカのマリア像を設置することで解決した。改修後も、マリア像は設置されている。 |
設計者 | ジオ・ポンティ, ピエール・ルイジ・ネルヴィ |
所在地 | Milano, Italy Google Map >> |
改修年 | 2005年 |
建築規模 | 延べ面積:25,000㎡(タワー部分)+11,000㎡(低層部+音楽ホール)、地上31階、高さ127m |
掲載書誌 | Casabella 733号(2005年) |
資料 等 | https://www.ariatta.it/30/case-studies/139/grattacielo-pirelli.html |
URL | https://www.ariatta.it/30/case-studies/139/grattacielo-pirelli.html |
リノベーションの手法・キーワード 等
備考
音楽ホールの座席については、色は同じ生地を踏襲しつつ、機能は最新の設備に置き換えられた。設計者の意図を配慮しながら、外観保存をしつつ耐震性能を高め、機能を刷新しながら内装を保全するという、近現代建築のリノベーション手法の一つの模範事例である。
記録作成者
- 氏名
- 柳沢伸也
- 所属
- JIA再生部会