織物参考館・紫(ゆかり)

Before:森秀織物 → After:織物参考館・紫(ゆかり)

織物・染色工場時の外観 /提供:森秀織物

ノコギリ屋根から光が注ぐ展示室/撮影:桐原武志 2023年

敷地内の展望台よりノコギリ屋根を身近に見る事が出来る/撮影:桐原武志 2023年

敷地内にある実際に稼働している織物工場で、縦糸と横糸が交差する様子に見入る小学生。/撮影:桐原武志 2023年

ノコギリ屋根の織物工場を織機を動態展示する展示場に。博物館の展示とは違い実際に稼働していた空間での展示はライブ感がある。

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称森秀織物織物参考館・紫(ゆかり)
TEXTILE MUSEUM "YUKARI"
建築用途生産施設 工場 展示施設 展示場
建築概要/
Renovation 概要

1924年~1952年頃に建設されたノコギリ屋根の織物・染色工場

ノコギリ屋根の工場建築を継承する・・織物産業で隆盛を極めた桐生市にはノコギリ屋根の工場が500棟はあったが、織物産業の衰退と共に解体されその数は年々少なくなっている。一方、ノコギリ屋根の工場を桐生を象徴する建物として、街おこしの一環として活用する動きもあり、ベーカリー、飲食店、ギャラー、イベントスペースなどに使われている事例もでている。そのような動きの先駆けが、ノコギリ屋根の建築的特徴と織物工場としての歴史を活かして展示施設として再生したのが各種織機を動態展示した「織物博物館”紫”である。
ノコギリ屋根工場の北側採光や柱の少ない広いスペースは展示空間としての機能に合致している。さらに、織物工場だった空間に展示された織機は、博物館などのガラスケース内に納められた展示にはないライブ感がある。

概要その他

設計者
所在地
群馬県桐生市東4-2-24
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改修年
1981年 開館
掲載書誌
ノコギリ屋根の風景
賞・選定
・国登録有形文化財、・2007年わがまち風景賞、・ぐんま絹遺産、・日本遺産
URL
https://morihide.jp/#company

リノベーションの手法・キーワード 等

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志
所属
Free /JIA再生部会