土田の民家

Before:民家 → After:土田の民家

リノベーション前の外観/竹田 真志

古民家の雰囲気を残しながらも大きな開口の開放的な外観/山内 紀人

広間より, 左側に日常のスペース, 右側に主人のアトリエと展示スペースが見える/山内 紀人

土間のアトリエを見る, 陶芸家である主人の制作スペースと, 棚に展示された作品が並ぶ/山内 紀人

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伝統的な形式の民家を、陶芸家と料理家の夫婦、幼い子供たち4人家族の住宅に改修。

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称民家土田の民家
Renovation of Minka with a ceramic artist’s studio
建築用途住居施設 住宅 住居施設 住宅
建築概要/
Renovation 概要

築70年程の農家を起源とした伝統的な形式の民家。数度の増築や改修によって少し窮屈な印象の空間になっていた。

築70年程の農家を起源とした伝統的な形式のこの民家は、数度の増築や改修によって少し窮屈な印象の空間になっていた。
そこでこの地域の民家の持つおおらかな雰囲気を取り戻し、民家の在り方を継承した上で、現代的なライフスタイルに合うように大きく間取りを変更し、古い、新しいという枠組みを超えて、現代における民家の形をこの家族を支える生活の器として蘇らせたいと考えた。
夫婦は仕事上の来客が多く、日々の生活と仕事が連続した暮らしをしていた。 陶芸家である夫は、日中はアトリエで制作を行い、作品を直接見にくる来客の対応がある。妻は人を集め、大勢にご飯を振る舞う機会も多い。
そこで制作や来客のスペースである土間・畳間、日中の生活スペースである広間、就寝する寝間の3つのスペースとして再構成した。土間と広間部分は3枚引戸で仕切られているが、その建具を開け放つと50畳ほどの一室空間となる。屋根形状に沿った寄棟形の天井は頂部で4m程あり、非常に大きな空間である。
住宅としての機能を超えた、仕事場のようでもあり、地域の集まりの場にもなるような自由で新しい未来の住まいのかたちを考えた。

概要その他

設計者
raumus
所在地
岡山県岡山市
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改修年
2021年
建築規模
125㎡
掲載書誌
TJひろしま2022年4月号、住まいの設計 2023年2月号
資料・その他
第25回 ぐっとずっと。エネルギア住宅コンテスト リフォーム部門最優秀賞 WOODONE 空間デザインアワード2023 優秀賞 グッドデザイン賞 2022
URL
https://raumus.jp/works/56/

リノベーションの手法・キーワード 等

用途変更

 

備考

No168

 

 

記録作成者

氏名
竹田 真志
所属
raumus