INAXライブミュージアム 窯のある広場・資料館

Before:土管製造工場→資料館 → After:INAXライブミュージアム 窯のある広場・資料館

登録有形文化財に指定されている煙突と上屋/撮影:桐原武志 2021年

釜を跨ぐように架けられた上屋の木造架構を身近で見る事が出来る/撮影:桐原武志 2021年

土管が焼かれていた窯の内部:ピクチャーマッピングにより炎が上がる様子が再現されている/撮影:桐原武志 2021年

煙突を鉄筋コンクリートで再構築すると共に、資料館として窯や土管づくりの迫力を伝える施設として再生された。

 

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称土管製造工場→資料館INAXライブミュージアム 窯のある広場・資料館
建築用途展示施設, 生産施設 展示場 工場 展示施設 博物館
建築概要/
Renovation 概要

1921に建設され約50年間稼働していた土管製造工場を1986年に資料館として公開

資料館・・・「両面焚倒焔式角窯」と呼ばれる煉瓦造りの窯を見せるだけだなく、窯の内部をプロジェクション映像で炎の動きを投影することで、炎と土がどの様に土管になっていくかを体験するできる施設となっている。白いスクリーンに投影された映像ではなく、土管焼成の釉薬が染みこんだ煉瓦窯に投影される映像は実感があり、既存のものを今にに活かすリノベーションならではの手法と言える。建屋2階の床が抜かれ1階~小屋組を見る事や窯の全体を把握する事が出来る。
煙突・・・煙突は耐震性の向上の解体し内部を鉄筋コンクリート造とし番号付けをして取り外した煉瓦を元の位置に積み直し目地が開いていた痕跡も継承されている。

概要その他

設計者
日置拓人+南の島工房一級建築士事務所
所在地
愛知県常滑市栄町1-130
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改修年
2019年
建築規模
地上2階建、木造。延床面積512.76㎡
掲載書誌
新建築2020年1月号
賞・選定
・国登録有形文化財 ・近代化産業遺産
URL
https://minaminoshimakobo.com/museum-renovation

リノベーションの手法・キーワード 等

文化・産業遺産、遺構、補強

 

備考

No169

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志
所属
Free JIA再生部会