名古屋大学豊田講堂 改修

Before:名古屋大学豊田講堂 → After:名古屋大学豊田講堂 改修

竣工時の航空写真/提供:槇総合計画事務所

外観/撮影:アーキフォト 北嶋俊治 2008年 提供:槇総合計画事務所

講堂内観/撮影:アーキフォト 北嶋俊治 2008年 提供:槇総合計画事務所

アトリウム夜景/撮影:アーキフォト 北嶋俊治 2008年 提供:槇総合計画事務所

外観デザインの保存継承。ホールの機能性と快適性の改善。隣接する施設と連結し複合施設化

 

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称名古屋大学豊田講堂 名古屋大学豊田講堂 改修
Toyoda Memorial Hall
建築用途集会施設, 教育施設 大学 集会施設, 教育施設 大学
建築概要/
Renovation 概要

1960年に建設された名古屋大学のシンボルである講堂。槇文彦氏の日本での最初の作品

・外観デザインの保存継承・・耐震診断の結果、主体構造に補強の必要はなく、打ち放しコンクリート仕上げが劣化しているため、表層を表層を30㎜削り、メッシュ筋をセットした杉板本実型枠にコンクリートを55㎜打設して竣工時の杉板本実打ち放の質感を復元している。
・ホールの機能性と快適性の改善・・空調改善、音響改善、舞台を拡張し席数を減らして客席にゆとりを持たせメモ台やLAN端子を装備した他、木仕上げに統一した内装によって国際会議からコンサートまで幅広い利用を可能としている。
・隣接する施設と連結し複合施設化・・講堂と隣接する学術交流施設(シンポジオン)との間にアトリウムを増設することで生まれた空間は、透明性の高い内なる広場として学生や市民の新しいニーズに応える交流の場となり、多様なプログラムに対応できる開かれた複合施設化が図られている。

概要その他

設計者
槇総合計画事務所
所在地
愛知県名古屋市千種区不老町
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改修年
2007年
建築規模
構造/規模:RC造一部鉄骨造/地上3階 地下1階 延床面積:8,643.36㎡
掲載書誌
新建築 2008年7月号
賞・選定
登録有形文化財(2011)、 BELCA賞(2011)、 公共建築賞 - 特別賞(2012)、 日本芸術院賞・恩賜賞(2013) 、DOCOMOMO JAPAN 100選(2003年)
URL
https://www.takenaka.co.jp/solution/needs/repair/service05/index.html

リノベーションの手法・キーワード 等

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志
所属
Free /JIA再生部会