オルセー美術館

Before:オルセー駅 → After:オルセー美術館

旧駅舎の構造を生かした中央ホール/柳沢伸也

保存された建物外観/柳沢伸也

駅舎時代の大時計が残る/柳沢伸也

1900年のパリ万博のためにつくられた鉄道駅を、大屋根やターミナルの大空間をそのまま活用し美術館に転用。

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称オルセー駅オルセー美術館
Orsay Museum
建築用途宿泊施設, 交通流通施設 ホテル 駅 展示施設 博物館, 美術館
建築概要/
Renovation 概要

旧建物は、1900年のパリ万博開催に向けて建設された駅舎兼ホテル。設計はVictor Laloux他。1939年まで長距離鉄道の終着点及びホテルとして機能していた。一時、取り壊しが検討されていた。

セーヌ川のほとりにあった鉄道駅兼ホテルの建物は、1970年に一時、取り壊しが決定されていたが、当時の文化大臣の反対により歴史的建造物として保存されることとなった。1986年、イタリアの建築家ガエ・アウレンティによって、旧建物の大屋根や中央ホールをそのまま活用し、美術館として生まれ変わった。建物内部には、鉄骨柱や大時計など、鉄道駅の面影が随所に残っている。

概要その他

設計者
Gae Aulenti
所在地
フランス、パリ
Goole Map >>
改修年
1986
資料
https://www.musee-orsay.fr/en
URL
https://www.musee-orsay.fr/en

リノベーションの手法・キーワード 等

用途変更,大規模改修,外観保存,増築,痕跡

用途変更, 痕跡, 壁面保存, 増築, アート

 

備考

オルセー美術館は、19世紀半ばから20世紀初頭に掛けての印象派絵画や、写真、彫刻、装飾芸術コレクションが収められている。

 

 

記録作成者

氏名
柳沢伸也
所属
JIA再生部会