大阪ガス実験集合住宅NEXT21 605住戸「つながる家」

Before:大阪ガス実験集合住宅NEXT21 605住戸「DINKS APARTMENT」 → After:大阪ガス実験集合住宅NEXT21 605住戸「つながる家」

改修前住戸:DINKS APARTMENT/大阪ガス(株)

スケルトンのみになった現場/大阪ガス(株)

改修後住戸:つながる家/大阪ガス(株)

NEXT21の外観/撮影:桐原武志 2023年

多様になっていく単身世帯のための住戸。共用部やバルコニーとつながる土間空間、使い分けのできる2つの玄関など。

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称大阪ガス実験集合住宅NEXT21 605住戸「DINKS APARTMENT」大阪ガス実験集合住宅NEXT21 605住戸「つながる家」
Experimental Housing NEXT21 Unit605 “LINKED HOUSE”
建築用途住居施設 集合住宅 住居施設 集合住宅
建築概要/
Renovation 概要

結婚しても子供を持たず、共働きの個性的なライフスタイルを続けたいと思うDINKSのための住戸。

都市における近未来の集合住宅のあり方を検証するために大阪ガス(株)が、1993年に建設した実験集合住宅。社員が居住し、様々な実験に参加している。
100年以上の耐久性を持つスケルトンに、間取りや水回りのレイアウトの変更も可能な外壁システムや内装を組合せ、再利用も可能にしながら、建物の長寿命化も目指す。
住戸数は18戸で、すべて間取りが異なり、それぞれ想定するライフスタイルが設定されている。土間や縁側などの中間領域を積極的に生かした間取りが多く、立体街路と呼ばれる共用廊下との関係性も実験の項目とするなど、住まいや住まい方も含めた多様な実験が継続されている。
この住戸改修に当たっては、中年単身者用の間取りがほとんど提案されていない現状から、対象を決め、設計を行った。
土足利用も可能なタイル貼りのダイニング・キッチンがあり、靴を履いて生活するエリアを自由に設定できるようになっている。

概要その他

設計者
クラディング:集工舎建築都市デザイン研究所 インフィル:アルファヴィル一級建築士事務所 設備:KBI計画・設計事務所
所在地
大阪府大阪市天王寺区清水谷町6-16
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改修年
2022年
建築規模
建築面積:896.20m2、延べ床面積:4,577m2、最高高さ:25.42m、地上6階・地下1階
掲載書誌
City&Life136号(2023年12月・アルシーヴ社)他
賞・選定
大阪都市景観賞(1995)、日本建築学会作品選奨(1996)、省エネルギー建築賞(1996)等[NEXT21全体で受賞]
URL
https://www.osakagas.co.jp/company/efforts/next21/

リノベーションの手法・キーワード 等

用途変更, 壁面改変, 増築, 減築

 

備考

キーワード:耐震壁をなくしたラーメン構造・階高は、1,2階が4.2m 3階以上は3.6mの高さを確保  ・外壁部分を部品化し、移設や撮りけができるシステム ・共同廊下の下部を配管スペースとして利用  ・多彩な単身世帯のライフスタイルに対応、多彩な趣味を楽しむ場、 ・親の介護  ・内土間  ・少子高齢化  ・料理教室

 

 

記録作成者

氏名
志波 徹
所属
大阪ガス(株) エナジーソリューション事業部計画部