cafe&bar 花重谷中茶屋

Before:花重 → After:cafe&bar 花重谷中茶屋

改修前の花重外観/撮影・提供:MARU。architecture

外観。左:元江戸長屋、右:伝統的な町屋建築の明治棟/撮影:関拓弥 提供:MARU。architecture

奥の花重谷中茶屋の柱・梁が手前のテラス席の鉄骨フレームに受け継がれている/撮影:関拓弥 提供:MARU。architecture

cafe&bar花重谷中茶屋の内観 /撮影:関拓弥 提供:MARU。architecture

伝統的な町屋建築の花屋店舗奥の建物をカフェに改装。改修や増改築が行なわれてきた木造建築の変遷をデザイン

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称花重cafe&bar 花重谷中茶屋
建築用途商業施設 店舗 商業施設 店舗, 飲食店
建築概要/
Renovation 概要

谷中霊園の入口に建つ創業1870年(明治3年)の老舗花屋の店舗。昭和までに大きく4段階の増改築を経ている。.

竣工時の状況が残っている石積み建物に比べ、木造軸組建物は、木材の耐久性と加工のしやすさから、、その時々の状況やニーズに合わせ修復や増改築が繰り返されてきた。花重においても同様に谷中霊薗の桜並木道に面した伝統的な町屋建築の店舗「明治棟」と「江戸長屋」の裏には「つなぎ棟」、「戦前棟」、「倉庫」、「住居棟」、「社員寮」が増築されていた。登録有形文化財に指定されている「明治棟」は建物歪み直しや根継ぎをするなどの修復が行われ、作業所兼物置だった「長屋棟」は当初の架構を残し、敷地の奥に誘導する半外部の空間になっている。「明治棟」奥の「戦前棟」は木架構を残しカフェ「花重谷中茶屋」への大幅な改修が行なわれている。「住居棟」「社員寮」は解体され、地域に開放された庭とカフェの屋外テラスとなっている。カフェと隣接する屋外テラスは60㎜×60㎜磨鋼棒の鉄骨フレームで、戦前棟(カフェ)の木架構が屋外に現れたような構成となっている。全体は明治棟から戦前棟、鉄骨フレームへと時代と共に空間が内外に開かれる木造建築の継承を意図している。 

概要その他

設計者
MARU。architecture
所在地
東京都台東区谷中7-5-27
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改修年
2023年
建築規模
地上2階、延床面積:193.11㎡
掲載書誌
新建築:2023年7月
資料・その他
改修前後の配置図
資料・その他(PDF)
[ PDF版資料ダウンロード ]
URL
https://maruarchi.com/%e8%8a%b1%e9%87%8d%e3%83%aa%e3%83%8e%e3%83%99%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%ef%bc%882022%e5%b9%b4%e7%ab%a3%e5%b7%a5%e4%ba%88%e5%ae%9a%ef%bc%89/

リノベーションの手法・キーワード 等

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志
所属
Free / JIA再生部会