UNIQLO TOKYO

Before:プランタン銀座 → After:UNIQLO TOKYO

プランタン銀座がテナントだったころの外観/柳沢伸也(2016年)

コンクリートの柱や梁がむき出しのエントランス/柳沢伸也(2024年)

天井まわりの装飾と2階の床・壁を撤去した新しいエントランス/柳沢伸也(2024年)

既存のRC床を切断し吹抜空間を創出。切断面がそのまま露出。/柳沢伸也(2024年)

1984年に建てられたプランタン銀座のビルを、ヘルツォーグ&ド・ムーロンが、UNIQLO TOKYOのためにリノベーション。既存の装飾を剥ぎ取り、RC床や壁を撤去して、2層吹抜のエントランス、4層吹抜の内部空間を作り出した。

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称プランタン銀座UNIQLO TOKYO
UNIQLO TOKYO
建築用途商業施設 百貨店 商業施設 大型店舗
建築概要/
Renovation 概要

マロニエゲート2は、1984年に東京初のパリスタイルの百貨店(プランタン銀座)が入るために建てられた。

旧建物は、1984年に東京初のパリスタイルの百貨店(プランタン銀座)が入るために建てられた。新たなテナントとして入居するUNIQLO TOKYOの設計を担当したヘルツォーグ&ド・ムーロンは、既存建物のコンクリート躯体(柱や梁など)が、機能的な美しさとシンプルさを兼ね備えていることに着目し、この建物のリノベーションを行った。
各階のコンクリート床スラブを精巧に撤去し、2フロア分の高さを持つエントランス空間と、4フロア分の吹抜空間を創出した。また、柱や梁の改修は最小限のモルタル補修でとどめ、そのまま露出させた状態で仕上げている。その結果、銀座の街の活気を店舗の中まで引き込んだミニマルかつシンプルな商業空間を作り出している。

概要その他

設計者
ヘルツォーク&ド・ムーロン(H&deM),竹中工務店,乃村工藝社,トータルクリエイティブヂレクター:佐藤可士和
所在地
東京都中央区銀座3丁目2-1
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改修年
2020年
建築規模
4960㎡
掲載書誌
商店建築2020年8月号, 新建築2020年7月号
資料
UNIQLO TOKYOプレスリリース(2020年06月08日)
資料・その他
UNIQLO TOKYO展示パネル
資料・その他(PDF)
[ PDF版資料ダウンロード ]
URL
https://www.marronniergate.com/shop/index/232

リノベーションの手法・キーワード 等

スケルトン,剥離

壁面改変, 減築, その他

 

備考

外部には、屋上部分のみに、ユニクロの存在を示す真っ赤なデジタルキューブが増築された。
エントランス側外壁には、リサイクルガラスを使用したビーズを埋め込み、洗い出し仕上げを行った。

 

 

記録作成者

氏名
柳沢伸也、桐原武志
所属
JIA再生部会