約100年前に建てられた伝統的木造長屋と駐車場。

築約100年の老朽化した伝統的木造長屋を保存しつつ、上空に鉄骨フレームと大屋根をかけて、物流コンテナを並べた複合テナント施設。木造長屋3軒と物流コンテナ19基の共存という不思議な組合せながら、京都らしいスケール感の路地空間が形成されている。
正面の壁には木ルーバーと平入りの勾配屋根が設けられ、京都市条例に従ったファサードが形成されている。
建物入口にはコンテナのカフェバーが設置され、半屋外の前庭と共に交流スペースを形成している。
コンテナ町家は「共創自治区」というコンセプトの元、デザイナーやコンサルタント、不動産事業者、福祉医療施設事業者など様々なテナントが満室状態で入居し、新たな魅力と価値を創造している。