ラウンドハウス

Before:鉄道車両操車場 → After:ラウンドハウス

Engine 374 Pavilionに掲示されていた操車場の写真/

転車台があった広場に面する元操車場車庫の外観/撮影:桐原武志 2025年

多目的スタジオに転用された元操車場の車庫部分/撮影:桐原武志 2025年

バンクーバーで初めて乗客を乗せて走った機関車が展示されているEngine 374 Pavilion。/撮影:桐原武志 2025年

関連タグ:

[No212] 鉄道車両操車場をコミュニティー施設にリノベーション。外部の転車台を広場とし、列車の展示のための施設「Engine 374 Pavilion」を増築

リノベーション概要

Before

建築名称鉄道車両操車場
建築用途交通流通施設 その他
建築概要

蒸気機関車の操車場として使用されていたが、蒸気機関車の終焉と共に使用されず廃墟状態になっていた。

After

建築名称ラウンドハウス
Roundhouse Community Arts & Recreation Centre
建築用途 集会施設 地区センター
リノベーション概要

大陸間横断鉄道機関車の車庫として建設された操車場を地域のコミュニティーセンター及び列車の展示施設にリノベーション。広場の中央に有った転車台部分は撤去されているが、転車台の痕跡がわかるデザインでベンチと重機を模したテントが架けられ休憩場所となっている。床は転車台から周囲の車庫に向けて敷かれていた線路をイメージさせる放射状のデザインがされている。広場を囲む列車の車庫は地域のコミュニティー施設となり当時の木造小屋組みを活かした多目的なスタジオとして使用されている。
操車場内の車庫に収容されていた列車の展示は車庫部分ではなく、隣接して新たに増築された展示施設「Engine 374 Pavilion」に関連資料と共に展示されている。

設計者
所在地 181 Roundhouse Mews (Corner of Davie & Pacific) Vancouver, BC V6Z 2W3
Google Map >>
掲載書誌 コア東京 2020年6月号

リノベーションの手法・キーワード 等

用途変更, 痕跡, 増築

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原 武志
所属
FREE/JIA再生部会