Hayama NEST

Before:民家 → After:Hayama NEST

再建築不可で使われなくなった古家と広い庭/提供:333architects

生活と設計の実験の場として再生/撮影者:UJO PHOTOGRAHY 提供:333architects

新たに設けた木板のテラス・ステージでつながる屋内と外部空間。引き戸を開け放すことで境界が曖昧に/撮影者:UJO PHOTOGRAHY 提供:333architects

内装には、解体現場からレスキューした障子・木ガラス戸や仕上げ材を活用/撮影者:UJO PHOTOGRAHY 提供:333architects

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[No216] 再建不可の古建築を解体するのではなく、プリコラージュの手法を用い、住みながら育て続ける建築のあり方を実践

リノベーション概要

Before

建築名称民家
建築用途住居施設 住宅
建築概要

接道義務を満たしていない関係から、解体し再建することが不可の敷地に建つ建物

After

建築名称Hayama NEST
Hayama NEST
建築用途 住居施設 住宅
リノベーション概要

<333architects 資料より>  規格木材を用い、設計者自身がDIYで段階的に手を加え続ける平屋の改造計画である。再建築不可の古家に対し、壊すのではなく修復し、住みながら育て続ける建築の有り方を実践している。  必要な部材だけを交換・補修しながら、既存の骨格を最大限活かして、設計と施工を生活と並行して繰り返し、完成を前提としないあり方を実践している。  素材にはホームセンターで入手可能な既製品の規格木板(厚さ 30㎜、幅 200㎜、長さ 2m)を使用しビス留めによる簡易施工・分解・再生が可能なディテールを採用。加えて、解体現場から得た障子・木ガラス戸・無垢材等を積極的に再利用し、サーキュラーデザインの考え方を、日常の設計と施工のプロセスに組み込んでいる。  木板のテラス・ステージ・ベンチを新たに配し、内外を滑らかに巡る生活動線を形成。暮らしの実感と共に動線や居場所を柔軟に調整しながら、光や風、子供の動きに呼応し空間を更新し続けている。小さく足し引きしながら育て続ける、新しい設計プロセスの実験である。

設計者 高橋良弘/333architects
所在地 神奈川県三浦郡葉山町
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改修年 2025年
建築規模 建築面積:126.54㎡

リノベーションの手法・キーワード 等

セルフビルド

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原 武志
所属
Free /JIA再生部会