THE CAMPUS

Before:コクヨ → After:THE CAMPUS

リノベーション前の外観。予約の来館者に向けたエントランス。/Google ストリートビュー 2018年

北館(左)と南館(右)との間に設けられたエントランス棟を撤去し地域に開かれたパークに/桐原武志 2026年

8F「集う」フロア。カーテンで区切って使えるなど、プロジェクトチームが集まって働く場/提供:コクヨ

カフェやショップ等を配し、扉や窓が新設され、地域に開かれた南館1階のPUBLIC AREA/桐原武志 2026年

[No233] 新しい働き方を実践するオフィス。地域に開かれたオフィスをテーマにし、大学キャンパスのような生き生きしたオフィスを目指したコクヨ本社ビルのリノベーション

リノベーション概要

Before

建築名称コクヨ
建築用途事務所 オフィス
建築概要

築40年の自社ビル。2020年のパンデミックスを契機に働き方と企業ビルの地域との関わり方の問い直しが行われた。

After

建築名称THE CAMPUS
THE CAMPUS
建築用途 事務所 オフィス
リノベーション概要

パンデミックスを契機にした働き方改革に対応したオフィス、地域とつながるオフィスビルへリノベーションが実行されている。
■ 働き方改革・・・通路を挟んで、部門別に配されたオフィス机が並ぶオフィス空間であったが、単にフリーアドレスにするだけでなく、各階を働き方に合わせたテーマを設定した空間(資料参照)に変え、フロアー中央部の床を撤去し階段を設けた吹抜けを通して、個性的な空間が一体として使用できるオフィスへとリノベーションされている。個人が集中作業が出来るブースの空間も用意されている。
■ 地域との関り・・・南棟と北棟を繋いでいたレセプション棟を撤去し、樹木やテーブルを配し、キッチンカー用のスペースを設けるなど、地域に開かれたパークに再生。北棟2階に移設されたレセプションへ導くカーブした外階段と南北の2棟を繋ぐブリッジがパークに縦方向の動きを与えている。
・南棟の1階はコーヒースタンドやコクヨ製の家具が配され、ショールームを兼ねたスペースになり、外部と繋がる出入り口も設けられ、地域に開かれたスペースとなっている。FIXの窓は開閉出来る窓とし、外気が入る半外部的な室内となっている。
■その他・・・南北の棟を2階レベルで繋ぐブリッジは、南棟の窓跡を出入り口としているため、あたかも窓から直接出入りするようなリノベならではの体験ができる。

設計者 企画・基本設計・実施設計(内装):コクヨ、 基本設計(協力):高橋総合計画、 実施設計(建築):竹中工務店
所在地 東京都港区港南1-8-35
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改修年 2021年
建築規模 延床面積:23,987.17㎡、構造:SRC造、一部S造、階数:南館 地下1階、地上11階、北館 地下1階、地上5階
掲載書誌 新建築:2021年7月号

リノベーションの手法・キーワード 等

フリーアドレス,地域への開放

減築

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原 武志
所属
Free / JIA再生部会