求道学舎

Before:旧求道学舎 → After:求道学舎

改修前の廃墟状態の内観。左:共用通路、右:共用通路端部の階段/提供:集工舎

改修後の内観。居室内に取り込まれた共用通路と通路端部の階段/ 撮影:堀内広治(左)、藤塚光政(右) 提供:集工舎

正面のエントランスに向かう通路。左が求道学舎、右が求道会館/桐原武志  2026年撮影

南外観の見上げ。壁量に余裕があったため、窓幅900㎜が1,200㎜に広げられている。/桐原武志  2026年撮影

[No235] 6畳の寮室が並んだ寄宿舎を 3m~3.6mの階高を活かし共用部の廊下も取り込んだスケルトンインフィルの「定期借地権+コーポラティブ方式」の11の住戸にリノベーション

 

リノベーション概要

Before

建築名称旧求道学舎
建築用途住居施設 寄宿舎
建築概要

武田五一の設計で1926年に竣工した学生寮。鉄筋コンクリートの壁で包まれた6畳の2部屋が片廊下で並ぶ構成。水洗便所や食堂・浴室は共用

After

建築名称求道学舎
建築用途 住居施設 集合住宅
リノベーション概要

・文化財建物を活かす・・武田五一の設計による、6畳一間の寮室2間をRCの壁で区画した男子学生寮をスケルトンインフィルの「定期借地権+コーポラティブ方式」の11の住戸にリノベーション。建物の面積と高さ、開口部の位置、耐震壁の配置は動かさず3.1m~3.6mの高い階高を活かして、寮室2間と共用部の廊下を取り込んだ11の固有の空間を有する住居にリノベーション。各階の共用便所のスペースをエレベーターシャフトとして活用し、壁量の余裕を活かし南側の窓幅を900㎜を1,200㎜に広げ居室の住環境を向上させている。
・コーポラティブ方式・・コーポラティブハウス方式により、武田五一設計の建物の魅力を感じている人が集まり居住者になる。
・耐震強度・・関東大震災後、当時の最新の耐震思想で建てられた求道学舎はバランスの良い壁の配置とコンクリートの状態も8割が良好であった。不良な部分は取り除き、新たな鉄筋コンクリートを投入し、中性化についても躯体外側にポリマーセメントモルタル、吹付コンクリートで覆うことで対応し、今後も良好な状態を維持することが出来る。

設計者 近角建築設計事務所 集工舎建築都市デザイン研究所
所在地 東京都文京区本郷6-20-5
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改修年 2006
建築規模 鉄筋コンクリート造3階建て、延床面積:768.01㎡
掲載書誌 新建築2006年8月号
賞・選定 2008年日本建築学会賞(業績)
資料・その他 平面図
資料・その他(PDF) [ PDF版資料ダウンロード ]
URL https://shu-koh-sha.com/works/housing/kyudogakusya.html

リノベーションの手法・キーワード 等

スケルトンインフィル、文化財

用途変更, 痕跡

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志
所属
Free / JIA再生部会