稲門ビル

Before:稲門ビル → After:稲門ビル

広告で覆われ、ビルの価値を下げている外観/提供:株式会社MUSA研究所

個性的で迫力ある耐震補強の外観は、高田馬場駅前のランドマークとなっている。/桐原武志 2023年撮影

外観/桐原武志 2023年撮影

耐震補強の詳細/桐原武志 2024年撮影

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[No253] 偏心の改善のため、壁量の少ない南面・東南外壁面が、駅前広場に面することを考慮し、耐震性とシンボリックな意匠性を同時に備える補強ファサードとしている。

リノベーション概要

Before

建築名称稲門ビル
建築用途商業施設 店舗, 飲食店
建築概要

南面から東面にかけては壁量が少ないが、北面・西面は壁量が多く確保され、各階の偏心率が非常に大きい商業ビル。

After

建築名称稲門ビル
Toumon Building
建築用途 商業施設 店舗, 飲食店
リノベーション概要

<MUSA研究所「稲門ビル改修計画2020」より引用>
・既存建物の構造的特徴・・・平面形状は不整形な五角形の耐震壁付ラーメン構造であり、道路に面する南面から東面にかけては壁量が少ないが、相反し、北面・西面は壁量が多く確保されている。この影響により各階の偏心率非常に大きいい建物になっおり、特にX方向は北面の連層耐震壁の影響により、Re=0.45~0.79と非常に大きな偏心率となっていた。立面計画としては、階高が4.5~5.0mと大きく、一部の中間層には床面積の少ないスキップフロアーを有する変則的な階構成となっている。
・補強設計の方針・・・建物全体の保有体力の向上を図ると同時に、過大な偏心率を改善することが最大の目的であった。偏心の改善のためには壁量の少ない南面・東南面に高い剛性・耐力を有する耐震要素が必要であることから、外壁万全体を補強ファサードとする計画を採用した。ただし、1階においては動線や開放性の確保が求められること、および基礎への応力伝達機構をこうりょし、強度と剛性に優れるSRC造の円形ラーメン(アーチ形状)を採用している。
・補強ファサードは常時、外気に晒されることから、使用鋼材は耐候性に配慮の上、耐候性鋼板「SMA490AW」を採用した。
・また、駅前の視認性の高い建物に対するファサード補強を採用することから、耐震性とシンボリックな意匠性を同時に備えることを目標にすることと、補強工事では、既存テナントの事業を可能な限り継続しながら実現できるような設計・施工計画を立案することも重要な条件に含まれた。

設計者 株式会社MUSA研究所 (構造、耐震設計)
所在地 東京都新宿区高田馬場2-18-11
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改修年 2023年
建築規模 構造:鉄筋コンクリート造 規模:地上6階、地下2階、延床面積:5984.62㎡
賞・選定 2023年 耐震改修優秀建築賞
URL https://www.musalab.co.jp/images/pdf/report_06.pdf

リノベーションの手法・キーワード 等

壁面改変, 補強

 

備考

https://www.musalab.co.jp/images/pdf/report_06.pdf

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志 
所属
Free /JIA再生部会