佐世保港国際ターミナル

Before:港湾倉庫 → After:佐世保港国際ターミナル

改修前の状況/撮影・提供:NKS2アーキテクツ

ターミナル内観:挿入されたフレームが空間を横切る/撮影:新建築社写真部 2014年 提供:NKS2 Architects

外観/撮影・提供:NKS2アーキテクツ

挿入された天井グリッドが外部では歓送迎デッキに/撮影:新建築社写真部 2014年 提供:NKS2 Architects

関連タグ: ,

港湾倉庫の大空間に既存の構造とは独立した大きな一枚の構造体「天井グリッド」を挿入し旅客ターミナルへ

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称港湾倉庫佐世保港国際ターミナル
Sasebo port international terminal
建築用途交通流通施設 交通流通施設
建築概要/
Renovation 概要

最大約12mの天井高を持つ大空間の倉庫

<NKS2 Architects Websiteより抜粋>既存建物は最大約12mの天井高を持つ大空間で、空調された室内空間を作るためには、一般的な高さの天井を新たに設ける必要があった。しかし屋根外壁を支える既存の鉄骨フレームには更なる荷重を負担させることはできない。そこで、既存の構造とは独立した大きな一枚の構造体「天井グリッド」を建物高さの中央付近に挿入することにした。・・・天井グリッドは、必要に応じていくつもの役割を果たすインフラである。既存建物から張り出させて挿入することで、道路側は交通アクセスのための庇となり、海側は出入国のための庇とともに上部は送迎デッキになった。また室内においては、軽量間仕切・可動パネル・サイン・照明・音響設備などの取り付ける下地であり、メンテナンス通路を含む空調換気・電気設備の設置スペースとなる。さらには2階に配置された事務所やブリッジを支える構造となっている。

概要その他

設計者
NKS2 Architects
所在地
長崎県佐世保市干尽町1番42号
Goole Map >>
改修年
2014
建築規模
鉄骨造2階建、延床面積 4,950m²
掲載書誌
新建築 2014年12月号
URL
https://nksarc.com/project/82

リノベーションの手法・キーワード 等

用途変更, 挿入

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志
所属
Free JIA再生部会