スターバックスコーヒー京都二寧坂ヤサカ茶屋店

Before:たて山 → After:スターバックスコーヒー京都二寧坂ヤサカ茶屋店

行灯をイメージしたというカウンター/柳沢伸也(2022年)

重要伝統的建造物群保存地区の伝統的建造物/柳沢伸也(2022年)

通り庭をイメージした店内/柳沢伸也(2022年)

大正時代の面影を残した築100年を超える伝統的家屋をカフェに転用。入口には行灯に見立てたカウンターが設置され、廊下は通り庭を歩くような体験が可能。つくばいや庭石などで演出された伝統的な3つの庭と現代アートが共演するインテリア。

リノベーション概要

BeforeAfter
建築名称たて山スターバックスコーヒー京都二寧坂ヤサカ茶屋店
Cafe Starbucks Coffee Kyoto Nineizaka Yasaka Chaya
建築用途商業施設 飲食店 商業施設 飲食店
建築概要/
Renovation 概要

築100年を超える大塀を持つ貸席用途の和風邸宅で2005年まで営業。

京都二寧坂ヤサカ茶屋店は、大正時代の面影を残した、歴史と文化を感じる町並みにある築100年を超える2階建ての伝統的な日本家屋をカフェに転用した店舗。入口には行灯に見立てたカウンターが設置され、廊下は通り庭を歩くような体験ができる。前庭、中庭、奥庭の3つの庭が用意され、つくばいや庭石などにより、伝統的な京都らしさが演出されている。各所に、和紙や掛け軸を素材とした現代アートや西陣ファブリックが飾られ、時を超えた文化の競演が見られる。

概要その他

設計者
スターバックスコーヒー ジャパン
所在地
京都府京都市東山区高台寺南門通下河原東入桝屋町
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改修年
2017
建築規模
延床面積269.52㎡、地上2階、木造、51席
掲載書誌
商店建築Vol.62(2017.11)
資料
プレスリリース2017.06.22
URL
https://store.starbucks.co.jp/detail-1476/

リノベーションの手法・キーワード 等

重伝建

用途変更, 痕跡, 対比, アート

 

備考

現在は彌榮(やさか)自動車株式会社が所有し、重要伝統的建造物群保存地区の伝統的建造物として、主屋と大塀が保存されている。特に、主屋と大塀(だいべい)は、産寧坂伝統的建造物群保存地区保存計画において伝統的建造物に指定されている。
店内にはユニークなオリジナルアートが設置。井上純氏による、コーヒーの収穫、加工、抽出に使う「水」をテーマとした作品が、それぞれ歴史的建造物と対比されて掲げられている。
<参考:プレスリリース2017.06.22>

 

 

記録作成者

氏名
柳沢伸也
所属
JIA再生部会