旧猪鹿倉家住宅
Before:猪鹿倉兼文邸 → After:旧猪鹿倉家住宅
改修前の東側外観/鯵坂徹
東側外観 左:既存木製建具を複層ガラスに交換、右側:腰窓を掃出引戸に復元/ 鯵坂徹
改修後のコザ 昭和期の改修(増築・腰窓化)を復元再生/ 鯵坂徹
改修後の南側外観 左手扉は吉阪隆正の解体された海星学園のもの/ 鯵坂徹
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外観保存
[No227] 昭和期の増築部分を撤去し保存活用計画を作成し、オリジナルの素材・空間に戻すBeforeBeforeの方針により機能更新を目指した
リノベーション概要
Before
| 建築名称 | 猪鹿倉兼文邸 |
|---|---|
| 建築用途 | 住居施設 住宅 |
| 建築概要 | 薩摩藩の目付で政府の地方官史だった猪鹿倉兼文氏が明治20年頃に建てた住宅。L型平面だったが、なかえを昭和30年代に解体。 |
After
| 建築名称 | 旧猪鹿倉家住宅 Former Ikalura House |
|---|---|
| 建築用途 | 住居施設 住宅 |
| リノベーション概要 | 薩摩藩の目付で、江戸で学び教鞭をとった後、政府の地方官史だった猪鹿倉兼文(けんぶん)氏が明治20年頃に建てた住宅で、藩政期の松田家住宅跡に旧邸の部材を活用し普請された。20年ほど空家となり蟻害が進行していた。住居として活用するため、保存活用計画を作成し、保存部分、保存部分、その他部分と材料の基準を定めて再生を実施した。昭和期の増築部分・後補材を解体しながら、痕跡を辿り旧態に近づけた。《Before After》というより、より以前に戻す《Before Before》を原則として補修再生を行った。四周の縁側の床・外部建具の断熱性能を向上させ居住性を確保し、壁・天井は蟻害部分を除き旧来の材料をそのまま利用している。水周りは、コンクリートブロックを立上げてガラ等で埋めた湿式工法で造られていたので、すべてブロック立上げを撤去して、乾式の水周りに改修した。ほぼ真壁だが一部の大壁は、セルロースファイバーで断熱、大部分のガラスを複層ガラス化した。電気・給排水はすべて床下を活用し、床置エアコンを設置している。 |
| 設計者 | 鯵坂建築研究所 鯵坂徹 |
| 所在地 | 鹿児島県南さつま市加世田武田 Google Map >> |
| 改修年 | 2018.7-2022..5 |
| 建築規模 | 207.95㎡ |
| 賞・選定 | 加世田麓重要伝統的建造物群保存地区特定物件 |
| 資料・その他 | 旧猪鹿倉家住宅再生(PDF資料) |
| 資料・その他(PDF) | [ PDF版資料ダウンロード ] |
| URL | https://www.ajisaka-arch.com/ |
リノベーションの手法・キーワード 等
壁面保存
記録作成者
- 氏名
- 鯵坂徹
- 所属
- 鯵坂建築研究所