TOKYOBIKE TOKYO

Before:倉庫 → After:TOKYOBIKE TOKYO

リノベーション前の外観。/撮影・提供:トラフ建築設計事務所

リノベーション前とほとんど変わらない外観。大きく開かれた入口から見る室内が期待感を沸かせる。/撮影:阿野太一、提供:トラフ建築設計事務所

2階へと続く階段状の展示スペース。倉庫の鉄骨造が空間に力強さを与えている。/撮影:阿野太一、提供:トラフ建築設計事務所

2階から見た客席の様な大階段。イベント時には客席としても活用できる、/撮影:阿野太一、提供:トラフ建築設計事務所

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[No224] 倉庫の高い空間に客席の様な階段を挿入することで斜めに分割し、上部を自転車や関連商品の動的な展示スペース、裏をメカニックや自転車置き場の静的なスペースとしている。

リノベーション概要

Before

建築名称倉庫
建築用途生産施設 倉
建築概要

築58年の鉄骨造の倉庫

After

建築名称TOKYOBIKE TOKYO
建築用途 商業施設 店舗
リノベーション概要

<トラフ建築設計事務所Websiteより引用> ・・・ファサードは既存のシャッター開口の間口いっぱいに透明度の高いポリカーボネートの建具を設け、外部空間からの連続性を意識した。1階は既存のモルタル床のままとしたことで、エントランスから自転車をひいて店内に入っていくことが出来る。1階と2階をつなぐ階段は、コーヒーを片手に一息つける、清澄の「縁側」のような存在として解放された大階段とした。天井高を活かした大空間は、売り場としてだけでなく、イベントも行えるなど、多目的に活用できる。階段裏のスペースには、製品の修理を受け付けるメカニックカウンターや、自転車をストックするガレージを大きく確保するため、厚さ4.5mmの溶融亜鉛めっき鋼板と最小限の部材による階段構造とした。階段の半分はラワン合板で仕上げ、その上には箱型の什器を載せている。モジュール化された什器は積み重ねることができ、商品のディスプレイに可変性をもたせている。・・・ tokyobikeのオフィスが入る3階では、既存のグリーンの鉄骨構造を活かし、トラス梁に仕込んだ間接照明で落ち着いた執務空間を演出している。全体的に既存の鉄骨造を活かしながら、必要なところに新たな鉄骨ブレースや木梁で補強を行った。新しい白い壁に質感のある木毛セメント板を用い、什器はラワン合板やコンパネといったラフな素材で仕上げることによって、既存の建物の歴史と融合させている。

設計者 トラフ建築設計事務所
所在地 東京都江東区三好3-7-2
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改修年 2021年
建築規模 延床面積:389㎡
URL http://torafu.com/works/tokyobike-tokyo

リノベーションの手法・キーワード 等

用途変更, 壁面保存, 挿入

 

備考

コラム欄の「TOKYOBIKE TOKYOが示すこれからの店舗のカタチ」もご覧ください。 

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志
所属
Free JIA再生部会