コバト パーラー

Before:小川洋品店 → After:コバト パーラー

リノベーション前の外観/Google ストリートビューより 2017年

小川洋品店の錆びた看板を残しリノベーションされた外観/桐原 武志 2026年撮影

2Fパーラー。窓際の半円形のテーブルと開かれた窓が狭苦しさを感じさせない/桐原 武志 2026年撮影

2Fパーラー。建物の鉄骨が表しになり、窓側の壁面とは対照的なラフな仕上げ壁/桐原 武志 2026年撮影

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[No243] 車が2台が縦列駐車出来る程度の狭い敷地に建つ廃屋をレトロ感あふれるパーラーにリノベーション

 

リノベーション概要

Before

建築名称小川洋品店
建築用途商業施設 店舗
建築概要

廃墟状態で残されたいた建物。解体し駐車スペースにすることも検討されていた。

After

建築名称コバト パーラー
COBATO PARLOUR
建築用途 商業施設 店舗
リノベーション概要

 旧建物を活かしレトロ感がある外観に・・・薄汚れたモルタル塗りの壁を洗浄し、2階は塗装仕上げ・1階はジョリパット仕上げ外壁とし、建具は引出しの様な木製建具(1階)と欄間を付けた開き窓(2階)が新たに取り付けられている。錆びた「小川」の文字看板は残され建物の歴史が継承されている。
 狭さを観じさせない2Fカフェ・・・車が2台縦列出来る程度の狭い敷地に建てられた建物だが、2階の客室は、窓の外に交差点の空間が広がり狭苦しさは感じない。在来の引違いサッシは撤去され、上部に欄間下部を横長の木製サッシに取替えられ、テーブル席に座ると横長の視野が広がる。窓際のテーブルは連続するカウンター形式ではなく、個別の半円形のデーブルであることも、部屋の狭さを和らげ、心地よい狭さを感じる空間となっている。
 新旧を併存させる・・・階段を上がった正面の壁に貼られたベルギーの壁紙、床に貼られたモザイクタイルなどの新しいカラフルな材料が使われている一方で、窓と反対側の壁には鉄骨の柱と梁がむき出しで存在し、コンクリートブロック造のモルタル面は凹凸がある仕上げに黒色の塗料が塗られ、古さを感じるラフな仕上げとなっている。新旧の対比にリノベーション建築らしさが表れている。

設計者 DOLA /高岡恵子
所在地 和歌山県和歌山市新通5-24-1
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改修年 2022年
建築規模 鉄骨造 2階建て

リノベーションの手法・キーワード 等

用途変更, 痕跡

 

備考

建築工事は地元の施工会社「ウエハタビルド」

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志
所属
Free/JIA再生部会