吉田村Village (大谷石蔵)

Before:大谷石造の穀物倉庫 → After:吉田村Village (大谷石蔵)

農協で使われていた時代の穀物倉庫/グーグルストリートビューより 2013年撮影 

大谷石の穀物蔵を活かした「吉田村Village 大谷石蔵」の妻面、奥が鉄骨造の倉の外壁を撤去した「田んぼテラス」/撮影:慶野正司、提供:アトリエ慶野正司

左が2階のイートインスペース。右が吹抜けを通して見るベーカリー/撮影:慶野正司、提供:アトリエ慶野正司

地場産品販売所。吹抜けを通して2階の体験エリアを見ることが出来る。/撮影:慶野正司、提供:アトリエ慶野正司

[No257] 大谷石の蔵の内部に鉄骨を組み込み、組積造から鉄骨造に構造変換をすることで現行基準を満たし、大谷石の魅力と刻まれた歴史を活かし商業施設とホテルにリノベーション。

リノベーション概要

Before

建築名称大谷石造の穀物倉庫
建築用途生産施設 倉
建築概要

農協の撤退に伴い残されたの大谷石の穀物蔵と鉄骨造の倉庫

After

建築名称吉田村Village (大谷石蔵)
yoshidamura-village
建築用途 宿泊施設, 商業施設 ホテル 店舗
リノベーション概要

<アトリエ慶野正司 のウェブサイトより引用> 築80年の大谷石蔵を増築・改装しホテル+店舗にコンバーションしたものである。農村地域においてはかつて地域のコミュニティーの場として賑わっていた農協であったが、撤退に伴い閑散とした場と化していた。その状況を憂いた地元の有志が集い地域の元気を求めて長期計画を立案し農協跡地を中心にした活性化策に乗り出した。
計画においては法的ハードルをクリアすると共に構造的安全性の担保が課題となった。内部に鉄骨のフレームを組み構造的に成立させることにより、組積造から鉄骨造の建物に変身した。歴史を刻んできた風格ある石蔵の風情を引き継ぎながらホテル・ベーカリー・地場産品直売場など新たな息吹が吹き込まれ、正に石蔵が生き返った。

慶野氏より寄せられたコメント
・今まで受け継がれてきた地域の象徴的建物を未来にちゃんと繋げていくことを最も大切にしています。完成品を作るのではなく少しだけ手を加えて繋げていける「建物」にすることを大切にしています。
・今まで穀物を大切にしまっていた「蔵」を今地域に求められる機能やそこで生まれる人の繋がり(コミュニティー)の拠点性をしまう「蔵」に変えていくことを目指しています。
・既存米蔵は平屋でしたので、使用面積を増やすために2階を受けました。
・既存蔵内部は既存が白いプラスター的な塗り壁状態でしたので、ありのまま残し未来につなげることもコンセプトの一つでしたので、一応アスベスト調査し安全性を確認したうえでそのままとしました。

設計者 アトリエ慶野正司
所在地 栃木県下野市本吉田784
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改修年 2021年
建築規模 構造・規模:鉄骨造 2階建て  延床面積:418.60 ㎡
掲載書誌 新建築:2024年2月号
賞・選定 2022年:日本建築家協会優秀建築選、日本建築学会作品選集、日本空間デザイン賞、2023年:日事連会長賞 他
関連組織 等 吉田村Project
資料・その他 平面図、構造ダイアグラム
資料・その他(PDF) [ PDF版資料ダウンロード ]
URL http://www.at-keino.com/works/shogyo/yoshidamura-village.htm

リノベーションの手法・キーワード 等

用途変更, 痕跡

 

 

 

記録作成者

氏名
桐原武志
所属
 Free /JIA再生部会